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2004.04.01

回転扉事故に思う(その1)

 連日ニュースなどで報道されている六本木ヒルズの回転扉の事故。事故原因について新聞紙上では施設管理者側と扉を製造したメーカー側との意見を基にした分析などが書かれています。これを読んでみてもイマイチよくわからないし、メカニック的なことは全くの素人なのでどうこう言おうにも知識がないのですけど、どうも釈然としない事故ですね。

 何が釈然としないのか。管理者やメーカーの言い分に釈然としないわけでも報道内容に対しても釈然としないわけでもないんです。じゃあ何が不満かというと、これほどまでに大きく取り上げられることに対して今ひとつ解せないのです。

 この事故で6歳の幼い命が奪われた訳だから、それだけでも大きな事故、あるいは事件と言えるのかもしれない。でも、子供が犠牲となった事故はこれまでにもあったし、遺族の悲しむ姿がメディアに流れたことは今に始まった事ではない。それに比べるとこの事故は連日トップで報道されているし、六本木ヒルズの入口には献花台が置かれるなどかなりの配慮がなされていますね。

 不謹慎かもしれませんが、もしこれが犠牲者がホームレスだったらここまで大きく話題になっただろうか(謎)。あるいはサラリーマンが挟まれて犠牲になったとしたら・・・。

 この事故で思い出すのは、箱ブランコの事故。よく公園に設置されている金属製のブランコですが、あのブランコから落ちた子供がブランコに当たって死亡するという事故があちこちで起きました。もう2,3年位前のことでしょうか。当時はニュースなどでも特集で報じられ、ブランコを管理する行政に対して非難する内容の論評がなされたことがありました。確かに公園を管理する行政が常に遊具の安全管理を怠らないことは言うまでもないことですし、公園を設置する以上は安心して市民が利用できるようにしなければならないことは、行政にとっては義務でしょう。

 しかし、でも、箱ブランコって最近出来たもんでしょうか?自分の子供の頃、といっても20年、30年といった前ですが、当時からあったものですし、自分も箱ブランコに乗った記憶があります。でも、こんな事故はほとんど報じられなかった。あったのかもしれないけど、少なくとも大騒ぎするほどのことはなかったですね。箱ブランコに限らず子供の頃は結構危なっかしいものは一杯あったし、鉄棒から落ちて怪我したり、フィールドアスレチックで転んだりはよくやりました。
 
 自分なりに考えてきましたが、昔に比べて、モノに対する分析力というのか、物事を筋道立てて考えて行動するというのが苦手を通り越して出来なくなってきてるんじゃないかと思うんです。公園の話に戻りますが、昔は公園に行けば下級生もいれば上級生もいて、いわば一つの社会を形成してたと思うんです。上級生は下級生に対して権威を振りかざすだけではなく、下級生が万一何かがあったときには守ってやるという義務を無意識の中に持っていた。下級生も上級生に対しては敬いの心を持って(それが不満があったとしても)、従うという構造があった。そんな中から、「これはやってはいけない」「これは危ない」ということを自然と教わっていったんだと思います。

 しかし、今ではそんなタテ社会も崩壊し、個ありきになってしまった。それが社会という舞台に立ってもそのまま引きずっていくという状況なんですね。まあ地域社会の崩壊なんて言われてますので、それはやむをえないことなんですが、それを保管すべき家庭が完全に埋めることが出来ない状況となっている。そのため、社会に出ても物事に対して筋を立てた分析が出来ない、こういうことをやればどんな結果が出てくるのかを瞬時に思いつけないという人が大勢出てきてしまっているという状況ではないでしょうか。

 ただ、今回の回転扉の事故について、誰が悪いのかという”犯人探し”はして欲しくないです。メーカーだって殺そうと思って付けたわけではないでしょうし、親御さんだってお子さんには気をつけていたでしょう。この事件から回転扉に対して多くの人が危険性を認識して利用していくようにしていければと思っています。

 あんまりまとまりのない書き方になってしまいました。よく理解できないかと思いますが、そのあたりはご容赦を・・・。

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コメント

スゴイ不謹慎なことを言うとすれば
「あそこって子連れで行くところ????」
親が悪いというわけでは無いのですがね。
「それ」を想定していないと言うことは充分あり得るのではと。

でもあそこの回転ドアホント怖いんだよなぁ

投稿: みちる | 2004.04.02 01:14

 六本木ヒルズは実はまだ未訪なんです。ただ回転扉に入るときはちょっとスリルがありますな。何というか、後ろから迫り来る扉に追われるように進む時の気持ちは、現代社会の中の一つのドキドキ感を味あわせてくれるものです。

 まあ、上の書き方も不謹慎かもしれないけど、いずれにせよ、モノには絶対っていうのがないということを認識するべきということでしょう。安全の基準を設けたところで、絶対に大丈夫ってことはないですし。

投稿: mattoh | 2004.04.03 23:54

実は今の職場の近所のランドマーク的建物(の中でいつも昼食をとっている)が入り口が回転扉と自動回転扉なんです。
正直怖いです。
あの後ろから迫られる感覚は泣きたくなります。

普通の扉がなぜかいつも閉鎖されています。
ただし ヒルズの事故後注意書きが大きくなりました。

投稿: みちる | 2004.04.04 02:36

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