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2004.05.05

ネタバレ

 連休最後の日、特に何もすることがなく一日のんびり過ごすつもりでしたが、プリンタがついに動かなくなり、買い替えのため電気屋へ行ってきました。まあ、今まで使ってたのは5年前に買ったやつでしたのでそろそろかとは思っていたんですが、ここ数ヶ月調子が悪くそろそろ買い替えを考えていたところでした。

 と、夕方6時のニュースを見てたら、高校生の電車内の通学マナーについて流れておりました。車内にしゃがみこみたむろする高校生の様子が映像で映し出されておりましたが、もちろん高校生の顔にはモザイクが入りいつもながらの報道スタイルになっておりました。

 ところが、映像をよく見ると、ちょっと気になったシーンが出てきました。映像に出てくる車両が常磐線仕様のE231系。おまけに「東マト」という車両基地をあらわす表示まで出てきました。さらに映像には単線で交換設備のある駅構内の様子まで登場。こうなると、場所はほとんど特定できてしまうというものです。

 常磐線の通勤車両で単線区間に入るところといえば、成田線しかないでしょう。となると、マナーが問題視されている高校も特定されるものです。ところが、冒頭では「首都圏のとあるところ」としか紹介されていないのです。それでもネタバレの要素がたっぷりありますなぁ。

 別に隠すことなんかないじゃないかと思うんです。それとも、場所を特定すると、学校に嫌がらせメールでも送られたりすれば責任問題かぁ?

 と、報道姿勢も問題あるんじゃないかと感じてしまった次第です。

 ついでながら、高校生のマナーについても書いちゃいましょう(笑)。

 通学時間の成田線に乗ったわけじゃないですが、こういった問題は全国どこでもある問題じゃないかと思いますね。特にローカル路線の方が問題を抱えているんじゃないかと思います。いつだったか、房総半島のJRでも高校生の車内マナーが問題になり、駅員や学校関係者が車内を巡回するなど対策を講じているという映像を見たことがあります。基本的には、地道ですが、学校と鉄道会社、場合によっては警察も連携を組んで車内巡回を行うことで、多少なりとも改善されていくんじゃないかと思うんです。先ほど見たTV映像の中で、学校関係者の取材の様子も出てましたが、対応した学校関係者は「生徒に注意をしている」と言っただけでした。これを見たときに、この地域ではまだ地域と企業の連携がなされていないんだなぁと痛感してしまいました。

 モラルに頼ることが本来だったら最善なのはわかるけど、相手は高校生。まだまだ指導を受ける必要のある立場なんです。確かに注意すれば何されるかわからないという気持ちになるのは当然なんですけど、それだったら大人もスクラム組んで複数で向かって行けばいいと思う。何もしないで見過ごしてしまうよりはよっぽどましじゃないかと思うんですよね。

 おそらくこのまま行けば、他の利用客はこの路線を敬遠することになるでしょう。そうなれば、ますます鉄道を利用しなくなってしまう。当然鉄道会社は収益が落ちるため、最悪廃止せざるを得ない状況になる。教育の怠慢は強いていえば地域経済の衰退をも引き起こしてしまうという結果になってしまうんじゃないかと感じてしまう次第です。

 連休最後の日。重い内容で締めくくりましたが、明日から心機一転がんばって行きたいと思います。

# 書いてて気が付いたけど、成田線といい房総といい、両方とも千葉県なんですねぇ(笑)。かつては”教育県”なんて言われた時期があるところですが、教育の質が落ちたなぁ>千葉県。

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コメント

 気になったので、日本民間放送連盟報道指針 http://www.nab.or.jp/htm/ethics/fcode.html を確認しました。
すると、このような記述がありました。
(以下引用)

4.報道表現

報道における表現は、節度と品位をもって行われなければならない。過度の演出、センセーショナリズムは、報道活動の公正さに疑念を抱かせ、市民の信頼を損なう。

(3) 資料映像・音声を使用する場合、現実の映像・音声と誤解されることのないようにする。 視聴者・聴取者に理解されにくい手法を用いた際は、その旨を原則として明示する。
(引用者注:(1) (2)は略 引用終わり)

 もし、資料映像としてこれが用いられたならば、報道指針に反することになります。
 私も公共の場所でマナーに反する人を注意したことがあります。立場上公の場の秩序を守る仕事をしたことがあるので、制服を着用して注意を行っても、「逆ギレ」されたことがあります。
 それをふまえれば、現状を変えようと警鐘を鳴らす意味では効果があると思います。しかし、取材場所が比較的わかりやすく特定できる手法はいかがなものでしょう。車両の所属区名にもモザイクを入れ、車内も全体をぼやけさせるべきでしょうね。

 いまの日本では利己主義ということばをも超越する、「超(スーパー)利己主義社会」と私は見ています。「自分さえよければ、他人はいないのと同じ」とでもいうのでしょうか。それがあるから、平気で他人の人権を侵せる社会になったのではないでしょうか。

 最近の民放のニュースは、報道指針にある「センショーナリズム」がはなはだしいです。ニュース番組なのか、いわゆる「ワイドショー」なのかよくわかりません。見るにたえないので、テレビニュースはNHKだけ見ています。ワイドショーも芸能人のほれたはれたや、センセーショナルな「報道」が著しいので、自分からは見ていません。

投稿: しいがる | 2004.05.13 20:38

 こんばんは。コメント感謝です。

 このときの報道もさることながら、つい先日までヒートアップしていたイラク人質問題や、今話題になっている年金未納問題など、冷静さを失ったと見受けられる内容の報道も見かけます。受け手側に必要以上に流し込む報道姿勢は、いずれどこかでひずみが来るんじゃないかと考えますね。

 話は変わって、このとき放送された高校生のマナーは正直言って目に余りますね。他の乗客も我慢して乗っているんでしょうが、その我慢もいつまでも続けることは出来ないでしょう。

 いずれ”不乗運動”という動きに発展しかねない問題ではないかと思います。鉄道会社側も、専用車両を設けるとか、高校生専用の臨時列車の運行を考えるなど、対策を講じる時が来ていると思います。

投稿: mattoh | 2004.05.17 23:00

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