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2004.06.20

一リーグ制のメリットとは?

 プロ野球の合併問題は、さらなる球団の合併など、ますます一リーグ制への移行に拍車が掛かる状況になってきました。そこで素朴な疑問ですが、一リーグ制について私見ではありますが述べてみることにします。

 そもそも、オーナー諸氏がやりたがっている一リーグ制とはどういうもんなんでしょうか?簡単に言ってしまえば、今までのセ・パ2つのリーグで構成されていたプロ野球を一つのリーグにするということなんですけど、それでは、なぜ一リーグにしたいのか?一リーグ制のメリットとは何なんでしょうか?

 一リーグ制のメリットとして挙げられるのは、放映権料が巨額な巨人戦が組み込まれるということで、その収入が期待できるということなんでしょう。元々は西武の堤オーナーが10年ほど前に提案した構想だそうで、その意見に巨人の渡邊オーナーも賛同したそうですが、パのチームに巨人戦が移ることになるために、収入減となってしまう他のセのチームが反対し、今日まで実現できなかったとのことです。おそらく、放映権料が全く期待できないパのオーナーにとっては、一リーグ制というのは巨額な収入が見込まれる最大の”金づる”と言っても過言ではないでしょう。

 ところが、それは、巨人戦が”ドル箱”という前提の下での話なんですよね。最近、巨人戦の視聴率は下降線を辿っている状況だそうで、先日も、他局でバレーの試合が放映されていた時には、巨人戦の視聴率は10%を切ったとのことだそうです。この状況下ではいくら一リーグで再編したところで、中身のシステムが変わらなければ何にもならないと思うのですがね。

 どうも、プロ野球の各球団には、野球をどうやって盛り上げていくか、全体的なビジョンを持っていないとしか思えませんね。確かに球団社長には各親会社で出世レースで登りつめた人ばかりで、野球についてはほとんど知らないと言う人がほとんどです。西武の堤氏はちょっと違いますけど、悪い言い方をすれば”天下り”でしょうかね。彼らの場合には金の無駄遣いということはありませんが、長期的な企業戦略を持たず、ファンの声に耳を傾けない。このような経営が今日の災難を引き起こしたと言っても間違いではないでしょう。

 Jリーグはまだ結成してから10年ほどですが、スター選手の招聘や海外での日本人の活躍、ワールドカップ開催などによって、地元のファンを中心に徐々にファンを獲得しております。特に目立つのが、女性の姿でしょう。プロ野球の球場に女性の姿はあるんでしょうか?サッカー場には意外とおばさん層の姿も見受けられ、あまり興味を持ちそうにない世代がスタンドへ足を運んでいます。たった10年の間にすっかりとスポーツ界は様変わりしましたね。それだけの間、プロ野球も、アマチュアとの交流という成果があったものの、ファン層の獲得については努力を怠ったことは否定できません。

(追伸)

 テレビ朝日系の番組「朝まで生テレビ」で、今から15年ほど前にプロ野球を取り上げたことがありました。ずいぶん昔のことですが、この時コミッショナー事務局の人が出演しておりました。その中で、「パ・リーグは何で人気がないのか?」を議論していた時のやり取りが今でも忘れられません。

(田原氏)買ってもらえるよう努力すればいいじゃないですか?
(事務局氏)テレビ局は買いませんよ。

 すでに、このときから、コミッショナー側のやる気のなさを露呈した形となったわけですが、選手出身の川渕氏がJリーグ発展のために精力的に活動している姿を比較すると雲泥の差を感じてしまいます。

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