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2004.08.09

市民球団の理想と影

 市民球団が出来たとします。

 市民はその球団に大いに期待し、地元で試合があるときは、多くの市民が球場へ詰め掛けました。なかなか勝利には結びつきませんが、地元で開催される試合はほぼ満員の観客で、選手たちもやりがいを感じておりました。

 何年か経って、チーム力もつき、次第に強くなっていきました。そしてついに念願叶ってリーグ優勝。シリーズでも勝利し、市民は町が始まって以来の盛り上がりを見せました。

 しかし、その年以降はチーム力も下がり、次第に主力も衰えを見せます。観客も熱が醒めたようになり、球場にも閑古鳥が鳴く状況。親会社も入場料収入だけではどうにもならず、その町の市役所に予算の増額を申し入れます。しかし、折からの財政難で増額案は却下。チームはますます弱くなり、人気も急降下。結局、球団を売却することになってしまいました。

 最近、「市民球団」という声を聞きます。確かに市民一人一人が作り上げたチームということで、理想の高い球団のイメージがあると思います。しかし、盛り上がっている時は上向きでも、チーム力が下がると見向きもされなくなる。特に熱しやすく醒めやすい、”ブーム”という言葉が年何回か踊るこの国では、成功する例はそれほど多くないんじゃないかと感じます。

 よく、地域振興の成功例として、Jリーグのアルビレックスの例を挙げる人は多いです。しかし、これかてやっとJ1に昇格したというところ。これだけの盛り上がりで十分根付いたと言えるかは、早計ではないでしょうか?まだまだ時間がかかると思います。

 決して、「市民球団」は成功しないということを言っているんではありません。しかし、それだけ理想の高い物を作り上げることは、それ以上に努力も必要であるということを言いたいのであります。

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