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2006.09.02

さようなら湯田中のスイッチバック

 お待たせしました(^_^;)。ようやく画像の整理がつきましたので、先日28日の旅について書こうと思います。

 今回の目的は長野電鉄の湯田中駅訪問です。この湯田中駅には全国でも珍しいスイッチバック施設があります。スイッチバックそのものは全国各地に点在しており、今回の旅でも、信越本線の二本木駅や篠ノ井線の姨捨駅のスイッチバックを体験してきましたが、いずれも終着駅ではなく中間の駅で、駅に入るために一旦引込み線に入ってからバックしホームに入るというスタイルでした。一方湯田中駅のそれは、駅構内を通り過ぎた後に再度来た道をバックしホームに到着するというスタイルです。これは、駅の手前に急な勾配が続いている上に湯田中駅の構内の先に県道の踏切があるため、ホームの設置に限りがあり、こうした形のスイッチバックを行わないとホームに到着できない構造になっているためです。

 その湯田中駅ですが、9月から駅の改修工事が始まります。これまでの2面2線の駅から旧駅舎寄りのホームを撤去し10月から1面1線の駅に変わります。これによって、スイッチバックを行わずにホームに到着することが出来るようになります。そんなわけで、スイッチバックは8月一杯で見納めとなるため、今回はこのスイッチバックの様子を見に行くことになった次第です。

 さて、このスイッチバックを体験するには、3両編成の2000系特急用車両に乗る必要があります。湯田中駅に到着する列車全てが行うわけではなく、この2000系のみがスイッチバックを行います。今回は夜行列車で新潟に到着した後、越後線と信越本線を乗り継いで長野駅の一つ手前である北長野で下車しました。ここは長野電鉄の信濃吉田駅に近く、徒歩で乗換が可能です。徒歩で10分ほど、途中わき道に逸れたものの無事に信濃吉田駅に到着しました。まずは乗車券を買うことに。今回は事前に長野電鉄のサイトで「日帰り楓の湯クーポン」というセット乗車券があることを確認しておりましたので、これを購入しました。タイトルの通り、湯田中駅前にある「楓の湯」の入浴料と湯田中までの乗車券がセットになったものですが、実は単純に往復の乗車券を買うよりも安く移動が出来るのです。しかも往復の運賃には特急料金も含まれているとのことなので、今回の訪問には最適なきっぷでした。ちなみに信濃吉田駅からの料金は1500円。この料金で帰りは長野まで行くことが出来ます。

 10時44分発須坂行き電車に乗車しました。やってきたのは昨年長野電鉄に入線した元東急の8500系。長電に転属したことはネットでも知っておりましたが、東急時代と全く変わらない外観で運用についておりました。地元の広告が車内に掲示されたりワンマン改造された以外は東急時代のままでしたが、先に入線した元営団3000系共々ステンレスの車体が目立つようになりましたね。前回訪れたときには「青がえる」こと3000系がまだ現役だった頃で、長電塗装に身をまとったかえるが線内を行き来していた様子が今でも思い出されますが、以前首都圏の大手私鉄で活躍していた車両が地方の私鉄で元気で活躍している様子を見ると、ちょっとエールを送りたくなってしまいますね。そんな8500系に乗り、11時ちょうど、須坂駅に到着しました。

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長野電鉄に転属した8500系(須坂駅にて)

 駅構内の引込み線では元営団の3000系や8500系がたむろしておりましたが、そんな中、先に小田急から転属してきたロマンスカー10000系も留置されておりました。「ゆけむり」という愛称も決まり、現在の2000系に代わる特急列車として12月から運転を開始する予定ですが、こちらも楽しみですね。運航開始の暁にはぜひとも再訪したいところです。

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須坂駅に留置されていた元小田急10000系

 ほどなくして長野方面から特急列車が入ってまいりました。11時7分、湯田中行き特急は須坂駅を後にしました。

 他社からの転属車両が多くなってしまった中、今となっては唯一のオリジナル車両となってしまった2000系ですが、丸っこい前面がどこか時代を感じさせてくれますね。一番古い車両で昭和32年製とのことですが、もう50年近くも一線で活躍していることを考えると頭が下がる思いです。途中、葛飾北斎ゆかりの小布施や平成14年に廃止された木島線の分岐駅である信州中野に停車、周囲にりんご畑が見えるようになると、いよいよ目的地である湯田中に近づいてきました。一つ手前の上条を過ぎたあたりで列車は急な勾配を上り始めました。それまでは比較的平坦なところを走っていたんですが、終点の手前にある最後の難関を上ろうと、車輪を軋ませながら上る様子が車内にいても感じました。

 こうして列車は湯田中駅の構内に入ってきました。すると電車はホームを通り過ぎ、先にある県道の踏切の中で一旦停車したと思うと、今度は長野寄りへバックをし始め、列車がホームに入りきるように停車しました。こうして電車は湯田中駅に到着しました。わずかな時間でしたが、無事にスイッチバックを体験することが出来ました。

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湯田中駅に到着した2000系特急

 湯田中駅にやってきたのは12年ぶり。駅舎は前回来たときとほとんど変わりはない様子でしたが、旧駅舎が復元されていたり温泉施設が出来てたりして、駅前は幾分様変わりしました。さっそく温泉施設である楓の湯に向かい一風呂浴び、旧駅舎を眺めたりしてしばし時を過ごしました。

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旧湯田中駅

 せっかく手持ちのきっぷが特急利用できるとあって、もちろん帰りも特急を利用することにしました。帰りは13時26分発長野行き。発車までの間、折り返しでやってくる12時58分着の特急列車がスイッチバックする様子を踏切の脇で見学しました。

 発車時間が近づいたので、ホームに入り電車に乗り込みました。定刻に列車は出発。帰りは一旦引込み線にバックをし、県道の踏み切りで一旦停車した後、長野へ向けて出発していきました。来るときとは逆に勾配を降りていくことになるので、かなりの加速が出ていましたね。おかげで、走行中はかなり車両が揺れておりました。このあたりも「ゆけむり」が運行されると幾分は解消されるのでしょうか?

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出発を待つ長野行き特急(湯田中駅)

 こうして今回の旅の目的だったスイッチバックを無事に体験することが出来ました。

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受信: 2007.04.16 20:48

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