公共交通フェア訪問~群馬県庁
先日15日の日曜日、群馬県庁で開催された「公共交通フェア」というイベントに行ってきました。このイベント、今年で第6回目とのことでしたが、例年鉄道の日の近くに行われているようです。イベントは以前からあることは知っていたんですが、どんな内容なのか今ひとつ情報がなく、なかなか足が向かないでいました。ちなみにこの週末は神奈川県の海老名で小田急のイベントが行われましたが、こちらはすでに数年前に訪問済みでしたので、今年はこちらへ行って見ることにしました。
10時過ぎ、新都心駅で電車に乗ろうとしましたが、次の高崎線の電車まで15分近くありました(-_-)。で、仕方なく、宇都宮線で大宮まで行って乗ることに。貨物線にはEH200が停まっていました。
新都心に停車中のEH200
大宮駅から前橋行き普通列車に乗り込みました。ホームにある行先表示機には、「3ドア」の文字が出ており容易に211系であることがわかりますが、こちらではまだ長い距離で211系のグリーン車には乗っていなかったので、新前橋までのSuicaグリーン券を買って乗り込みました。
大宮を出て大宮工場の建物が過ぎると、左手に建設工事真っ盛りの鉄道博物館が見えてきました。
骨組みがむき出しの鉄道博物館
鉄骨がむき出しでまだまだ完成までは時間が掛かりそうですが、もうここまで出来てたんですね。オープンまではまだ1年近くあるんですけど、今から待ち遠しいです(^^)。
早速次の宮原で特急通過待ちのためにしばらく停車。その間に平屋グリーン車の外観を撮りました。
宮原駅停車中の平屋グリーン車
車両自体は東海道線で何度も乗っていますが、平屋のグリーン車も少数ですね。E231系は全部ダブルデッカーですから、かえってこちらの方が新鮮だったりします。そんなわけで、今回はもちろん平屋の方に乗りました。
他に数人がいるだけという車内のまま、正午過ぎ新前橋駅に到着しました。ここから路線バスに乗り換えて群馬県庁へ向かいますが、その前に昼食を食べることにしました。手元には高崎支社で発行された「めん街道両毛線」と書かれた冊子を持っており、ここ新前橋にも6軒のお店が紹介されておりました。その中から歩いてすぐのところにある「桃園」という中華料理の店に入りました。特に変わったお店ではなく普通の中華料理店でしたが、最近はラーメン店もおしゃれな造りの店が多く、かえってこういった昔ながらのお店の方が今は新鮮ですね。で、ラーメンかチャーハンか迷ったんですが、ここは塩ラーメンを注文しました。先ほどの冊子についているクーポン券を利用すると餃子1枚が80円になるとのこと。もちろんこちらも追加しました。ちなみに通常は300円とのことで、かなりお得でしたね(^^)。
こうして600円足らずで腹一杯になり、お店を出た後すぐにバス乗り場へ向かいました。程なくしてこじんまりとしたバスがやってきました。バスカードを通して中に入るとバスはすぐに出発いたしました。
こじんまりとしたバスで県庁へ
利根川を渡り両毛線の高架を過ぎるとバスは県庁の前に到着しました。すでに1時近くとあって会場には多くのお客さんで賑わっておりましたが、同じ会場では「ぐんま環境&森林フェスティバル」も開催され、家族連れやカップルなどさまざまは人が会場で楽しんでいました。そんな中、今回の目的である公共交通フェアですが、庁舎内のホールで行われていました。中ではJR東日本やわたらせ渓谷鉄道や上毛電鉄、それに上信電鉄といった鉄道会社が、自社の鉄道をアピールすべく、さまざまな資料を展示しておりましたが、お決まりの鉄道グッズの販売も行われていました。廃札の硬券にはちょっと惹かれるものはありましたが、きりがないしこの界隈の会社の硬券は概ね手持ちにあったので、今回はパスといたしました(申し訳ないっ!)
こうして、配布された資料などをいくつか頂き、再び屋外の展示会場へ向かいました。こちらには群馬県内のバス会社が所有するバスが展示されていました。環境に配慮した最新式のバスはもちろん、昔懐かしい古いバスもありました。
ブルドッグバス
このバス、顔つきがブルドッグに似ていることから「ブルドッグ」という愛称が付いているとのことですが、昭和50年代に作られてからは都バスで活躍したとのこと。現在は群馬県内で活躍していますが、今年で引退とのことです。
無事に(?)見学が終わり、県庁を後にいたしました。当初はバスで前橋駅まで行く予定でしたが、徒歩でも行けそうだったので歩くことにしました。ちょうどこの日は市内でお祭りが開催されたようでしたが、歩道で中学生のブラスバンド部隊が何組か準備をしていて賑やかでした。はっぴを着た大人も時折それ違うなど、夜はさぞ賑わったことでしょうね。
そんな様子を横目に前橋駅の近くまでやってきました。駅の手前に「前橋駅前温泉ゆ~ゆ」という施設があり、そこで一風呂浴びてきました。ここは3年前に一度来たことがありますが、スーパー銭湯風の施設にありがちな塩素臭がなくまあまあなお湯でした。この温泉については改めて書くことにします。
お風呂でのんびりとした後、2時過ぎの両毛線で伊勢崎へ。ここから東武伊勢崎線に乗り換えました。ホームにはすでに3両編成の800系が停車しておりました。8000系をローカル線用に改造した車両で5000系に代わる車両として、東武のローカル線で見られるようになりました。5000系もかなり数が少なくなっているようなので、改めて乗りに行きたいところですね。
ローカル用に改造した800系
そのワンマン改造された800系に乗り込み伊勢崎を後にしました。このあたりの沿線は元々のんびりとした風景ですが、今年3月のダイヤ改正で浅草までの直通列車がなくなり、普通列車は全て太田までの区間運転になった上ワンマン化され、ますますローカル色が強くなりましたね。これまであまり変化がなかった東武のローカル線ですが、5000系の去就を含め目が離せないところです。
こうして終点の太田で久喜行きの普通列車に乗り換えました。太田駅にはホームに検札用の詰所が設けられておりましたが、これもワンマン化により無札の乗客に対応するための設備でしょうね。
その久喜行きの電車で一つ一つ駅に停車しながら、久喜までやってきました。大半の乗客が同じホームに停車していた半蔵門線直通の電車に乗り換える中、自分はJRの乗換改札に向かい、宇都宮線に乗って帰路につきました。
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