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2006.11.10

さよなら神岡鉄道

 ようやく画像の整理がつきましたので、先日の旅のことについて書くことにします。

 前の日の晩に川越的場から乗った富山地鉄の高速バスは、翌7日の早朝5時半に富山駅前に到着しました。ここから6時3分発猪谷行き普通列車に乗車します。早速券売機できっぷを買いホームに向かいました。入線するのを待っていると、やってきたのは何と急行型キハ58系でした。

Kiha282346
久しぶりに出会ったキハ58(富山駅にて)

 そういえば、キハ58に乗るのも久しぶりでしたねぇ。以前は非電化区間に行けばいやというほど見ることが出来たんですけど、新型のディーゼルカーへ置き換えが進み、国鉄型の車両は次第に姿を見なくなってしまいました。

 そして、何といっても、ボックス型の座席が健在でした。この座席も見なくなりましたねぇ。

Interior_kiha28
キハ58といえばこのボックス座席ですね

 こうして、定刻に富山駅を出発しました。しばらくは夜の続きの暗い中を走っておりましたが、越中八尾あたりで徐々に白み始め、車窓を楽しむことが出来るようになりました。一番列車ということもあり乗客は3、4人程度でしたが、いずれも片手にカメラを持っており、明らかにファンと思しき乗客ばかりでした(^_^;)。もちろん神岡鉄道が目的と思われ、当然といえば当然ですけどね。

 楡原を過ぎたあたりで神通川が線路に寄り添うように近づいてきました。程なくして6時58分、終点の猪谷に到着しました。ホームに降り立ち高山の方向に目をやると、1両の白地のレールバスが停車しておりました。一方、ホームには廃止を伝える内容の横断幕が掲げられ、鉄道としての終着駅が近づいていることを実感させられました。乗客は銘々カメラを片手に車両を撮影しながら出発のときを過ごしておりました。

Kamiokakm101
神岡鉄道のレールバス・KM101(猪谷駅)

Sayonarahm_kamioka
先頭部分には、お別れのヘッドマークが

Curtain_kamioka
ホームにはこうした横断幕が設置されていました

 レールバスに乗り込むと、運転台の後方にある囲炉裏が目に止まりました。神岡のレールバスといえばこの囲炉裏が印象的ですね。もちろん実際に火は焚いていないんですけど、ローカル線らしい演出ですよね。

Fireplace_kamioka
神岡鉄道のレールバスに忘れてはならないものですね

 こうして7時5分、猪谷を後にしました。復旧のめどが立っていない高山本線のレールを右手に見ながら神岡を目指します。レールバスは奥深い山の中へ向けてのんびりと走り出しました。11月に入ったもののまだ葉っぱが色づいておらず、紅葉はあまり期待できそうになりません。そんな中、雨が降ったり止んだりという天候で時折晴れ間も見せるというなんとも不思議な天候でしたが、レールバスは神岡の町へ入ってまいりました。引込み線が何本もある神岡鉱山前を過ぎ、飛騨神岡、神岡大橋という無人駅を過ぎて、7時36分、終点の奥飛騨温泉口に到着しました。

 以前来た時は、ホームの脇に廃車となった古いバスが留置されていましたが、そのバスは姿を消し、その代わりに新しい駅舎が出来ておりました。中では神岡鉄道沿線で撮られた風景写真の展覧会が行われており、四季折々の風景を写した写真が展示されておりました。中には深い雪の中をレールバスが行き来する写真がありましたが、廃止まで残すところあと3週間。雪の中を走る姿はもう見れそうにありませんね。

Okuhidaonsensta
新しくなった奥飛騨温泉口駅

Kmde101
駅前に保存されているディーゼル機関車

 8時10分発猪谷行きのレールバスを見送った後、雨が降りしきる中、神岡の町へ向かって歩き出しました。実は初めてこの地にやってきた6年前に神岡の町を歩いたとき、思った以上に味わいのある町の様子が思い出され、再度訪ねてみたいと思った次第。あいにくの雨模様でしたが、神岡大橋駅を通り過ぎ、神岡ドームという道の駅で雨宿りをしながら近くの神岡郵便局で貯金と風景印を押してもらいました。その後、神岡城にも立ち寄りました。

Kamiokacity
神岡の町並み

Kamiokacastle
神岡城

 神岡といえば鉱山で栄えた町ですが、今は鉱山も衰退してしまい町はすっかり静かになっていました。しかし落ち着いた町並みが残っており、のんびりと歩くことが出来ました。

 こうして、街中をぶらぶらした後、飛騨市民病院から飛騨市の循環バスで神岡の町を後にしました。このバスは神岡鉄道の線路に沿って猪谷まで運行していますが、どこまで乗っても100円とリーズナブルでした。ちなみに猪谷から奥飛騨温泉口までの運賃は580円。私が乗った飛騨市民病院からは自分のほか大勢のお年寄りが乗り込んできました。

Hidacitybus
飛騨市巡回バス

 飛騨市民病院から乗ったお年寄りの多くが途中の割石温泉で降りましたが、私は茂住でバスを降りて再び神岡鉄道に乗り込みました。11時7分、茂住駅に入ってきたレールバスには大勢の乗客が乗っておりました。いずれも廃線を惜しむべく乗車しているという乗客ばかりで、列車の走行音を録音したり、ビデオ撮影をしたりとそれぞれが廃止を惜しんでおりました。

 そんな乗客を乗せたレールバスは、終点の猪谷駅に到着しました。

 廃止まで残すところあと3週間ですが、沿線にはこれからも廃止を惜しむ人の姿が絶えないことと思います。事故なく無事に廃止のときを向かえてもらいたいものですね。

Kamiokarailbus_mozumi
茂住駅に入線するレールバス

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  ・神岡鉄道・最後の秋・その1 (kojiro-railway様)
  ・たべちゃん様

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コメント

 mattohさん、こんばんは。乗りに行きたいのですが、厳しそうです。

* 入線するのを待っていると、やってきたのは

 キハ58系が見られるようになったのは、先月のダイヤ改正で、高山線が増発されたためだと思われます。

* こうして、街中をぶらぶらした後、飛騨市民病院から

 福祉目的とはいえ、100円とは安いですね。でも、JRや神岡鉄道のダイヤとかぶっているところが多いのは残念です。神岡から古川に戻るのは使えるかな?

投稿: たべちゃん | 2006.11.10 23:56

 こんばんは。コメントありがとうございます。

 ダイヤ改正前の時刻表で行程を立てたため、現地で本数が増えていたのを知った状況でした(^_^;)。おかげで猪谷駅で一本落として、駅前の細入郵便局に立ち寄ることが出来ました。

 飛騨市の巡回バスは濃飛バスのサイトで知りましたが、運賃が100円とあり最初は半信半疑でした。今回は猪谷駅へ向かう路線を利用しましたが、飛騨古川駅も網羅しており高山方面からも利用できそうですね。

投稿: mattoh | 2006.11.12 21:32

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