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2006.12.13

間近で見た餘部鉄橋

 いよいよ今回の旅のメインである餘部鉄橋のことについて書きます。

 餘部鉄橋そのものは何度か渡ったことがありますが、初めて訪れたのは昭和61年の春、当時山陰本線に残っていた旧型客車に乗ったときのことでした。それまで餘部鉄橋のことは写真でしか見たことがありませんでしたから、旧客からこの鉄橋を渡ったときには、眼下に目がくらんでしまいました。

 そんな餘部鉄橋ですが、老朽化により架け替えられることになりました。しかも新しく出来る鉄橋はコンクリート製のものだそうで、鉄骨の橋脚は工事に入ってからしばらく残るものの、外側にビニールシートをかぶせてしまうとのことなので、現在の建設当時の鉄橋を渡る姿は来年の春くらいまでとのことです。私も外側からは見たことがありませんでしたので、工事に入る前に一度見たいと思い、今回の旅を思い立った次第です。

 岩美駅から普通列車に乗り、途中の浜坂で乗り換えて餘部に着いたのは、12時半を過ぎた頃でした。ホーム脇の高台に鉄橋を見渡すことが出来る”お立ち台”があるんですが、すでにたくさんの人が今私が乗ってきた列車の様子を写真に撮っておりました。

 まずは地上から鉄橋を眺めてみたいと思い、長い坂を下って降りました。赤い大きな鉄骨の橋を横目で見ながら地上に降り立ち、すぐ近くにあった余部郵便局で貯金と風景印の押印をしてきました。

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Amarubebridge2
やはり間近で見ると、その雄大さがわかりますねぇ。

 再び橋の袂へやってきました。その袂には一体の観音様が祭られておりました。これは、1986年12月31日に発生したお座敷列車「みやび」の転落事故を受けて、犠牲者を弔うべく建てられた観音様です。やはり餘部鉄橋というとどうしてもこの事故のことを思い出してしまうんですが、もう20年が経過したんですね。この事故以降、風速20メートル以上の風が観測されたときは列車を止めるようになったんですが、これからも列車の安全を見守っていて欲しいですね。

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列車の安全を見守る観音様

 ところでこの餘部鉄橋、建設されたのは1912年といいますから、明治の終わりになるんですね。外国人の技師の下で建てられたわけですが、当時すでにこれだけの構造物を作ることが出来たことを考えると、やはり先人の偉大さを感じないわけにもいきません。

 こうして一通り橋を見物した後、先ほど下ってきた坂を今度は登り続けホームへ戻ってきました。もちろん来たからには橋を渡る列車の様子をカメラに写しておきたいところですね。私もヘタなテクを駆使して(?)、鉄橋を渡る列車の様子を写真に収めてみました。

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鉄橋を渡る列車

 私が訪れた日は鉄道ファンだけでなく、多くの観光客もこの鉄橋を見にやってきておりました。それだけに観光名所としてこの橋が認知されていることの現れでしょうね。先人の偉大さと雄大な橋の姿をいつまでも心の中に留めておきたいところです。

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コメント

 こんばんは。

* 餘部鉄橋そのものは何度か渡ったことがありますが、

 餘部鉄橋を渡ったことは何回かありますが、駅から降りて鉄橋を見たということはありません。もう来年の春には工事が始まるのですね。

 今から100年ほど前につくられたこの鉄橋。当時の技術を駆使してつくられた鉄橋はまた、美しくもあります。新しい鉄橋のほうが機能的には優れているでしょうが(風による運行停止のトラブルも減るようです)、今の鉄橋は多くの人の記憶に残ることでしょう。

投稿: たべちゃん | 2006.12.17 19:17

 こんばんは。コメントありがとうございます。

 私も今回、初めて間近で見てきましたが、やはり見る価値はありますね。赤い鉄骨で出来た橋は何とも雄大で間近で見ると圧倒されてしまいますが、この鉄橋が来年から工事に入り見ることが出来ないとなると、やはり寂しいものがありますね。

投稿: mattoh | 2006.12.19 22:32

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