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2007.01.08

日本最古の電車「ハニフ1号」~松本電鉄

 先日予告したとおり、昨日は松本電鉄新村駅の車庫で保存されている「ハニフ1号」を見に行ってきました。松本までは中央線をのんびり各停でやってきたんですけど、大荒れの天候のおかげで松本には予定よりも20分以上も遅れて到着しました。それでもたどり着けないよりはましでしたけど、松本の手前で踏切のトラブルが2度も起きてしまい、正直うんざりでしたね(ーー;)。おかげで松本ではのんびりと食事すらままなりませんでした。

 それでも、目的地である新村には定刻に到着できました。ハニフ1号は駅のはずれにある車庫に保存されているとのことで、駅舎を出て踏切を渡り、かつて松電で活躍した”かえる”こと元東急5000系の廃車体を横目で見ながら進むと、引込線の一角に佇む車庫に到着しました。

Niimurasta
歴史を感じさせる新村の駅舎

Type5000_niimura
”カエル”こと元東急5000系が留置されておりました

 この電車、製造されたのが明治37年(1904年)といいますから、かれこれ100年以上経過しているんですね。最初は甲武鉄道で電車として活躍していましたが、その後払い下げとなり、大糸線の前身である信濃鉄道を経て、現在の松電の前身である筑摩鉄道にやってきました。地方へ払い下げになるに伴い電装解除して客車となり、機関車に併結されてして活躍、戦後すぐの昭和23年に休車となりました。その後、昭和30年に廃車となり、新村の車庫で現在まで長らく保存されておりました。

 早速車庫の中に入り車両を見学いたしました。天気がよければ屋外に車両を出して見学することが出来たそうですが、昨日の大雪では下手をすれば雪の重みでぺしゃんこになってしまいますので、車庫の中での見学となりました。

 いやはや、言葉が出ませんでしたね。如何せん製造後100年以上が経過していることもあってところどころ痛みが激しく、ちょっと動かそうと思うと壊れてしまうんではないかとハラハラしてしまいましたが、よくもこの時代まで残っていたものだと感心してしまいました。まさに”奇跡”としか言いようがありませんね。松電へ来る前の筑摩鉄道にいたときに客車に改造されてしまったため、甲武鉄道時代の電車の面影というのはほとんど見ることが出来ませんでしたが、先頭部分には当時としては華やかであっただろう飾りがわずかに残っておりました。

Hanifu1_car
ハニフ1号

Hanifu1_number
ハニフ1号の形式番号

Hanifu1_window
明治の香りが感じられる窓枠

Hanifu1_accessary
先頭部分に取り付けられている飾り

 一方台車に目をやると、小さなプレートが取り付けられておりました。目を凝らすと、プレートにはこう書かれておりました。

 「TAKATA & CO
   TOKIO
 OSAKA,LONDON
 NEW YORK
 CONSTRACTORS」

 「G BRILL COMPANY
  TRUCK NUMBER ???
 ORDER NUMBER ???」

 残念ながら年代が記されておりませんでしたが、この車両を製造したメーカーかなんかでしょうかね?

Hanifu1_meiban1

Hanifu1_meiban2
(上下とも)車体に取り付けられていた古めかしいプレート

 現在の電車の歴史を語る上で貴重な資料となるこの電車、幸いなことに今年10月にさいたま市にオープンする鉄道博物館に保存されることになりました。昨日の大荒れの天気のせいで車両全体を見ることが出来なかったのは大変残念でしたが、日本の電車の原点となった車両だけに、大宮の鉄道博物館で末永く保存して欲しいですね。もちろんその際には整備がなされることと思いますが、きれいになった姿で再び見学をしたいものです。

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