« 人間ドックの結果来る | トップページ | 駅前食堂もまた楽しいもの »

2007.01.13

12年ぶりのくりはら田園鉄道

 おとといもぶろぐしましたが、今年の3月一杯で廃線となるくりはら田園鉄道(以下くりでんとします)に行ってきました。くりでんに乗るのは、栗原電鉄から転換した直後の平成7年8月以来ですから、12年ぶりになります。今回は沿線にある郵便局のうち、鴬沢と若柳の両局にある風景印を収集する目的もありました。

 うちからだと18きっぷ1枚分だけで行こうとするとどうしても行って帰ってくるだけの行程となってしまう上、郵便局を訪ねるとなるとどうしても日帰りでは無理なので、行きは東北急行バスで早朝白石まで向かい、そこからJRに乗って石越までやってきました。

 石越の駅前は12年前とほとんど変わってないようでしたが、くりでんの石越駅は無人化されていました。以前はここできっぷを買ったこともあるんですけど、がらんとした待合室には古めかしいベンチがありました。

Ishikoshikuridensta
無人化されていたくりでんの石越駅

Bench_ishikoshi
年季の入った石越駅のベンチ

 今度の発車は8時36分。すでにホームには赤いレールバスが停まっていました。駅舎の中にいた運転手に「乗ってもいいですか?」と言ったら「どうぞ」ということだったので、車内で待つことにしました。

Kuridenkd951
くりでんのレールバス

 車内にはすでに数名が乗っていましたが、いずれもお名残乗車と思しき客ばかりでした。発車まで時間があったので、ホームで駅の様子を見ておりました。ご承知の通り、かつては栗原電鉄という電車が走る鉄道だったんですが、平成7年4月の第三セクター転換を機にレールバスを導入したため、架線は無用となってしまいました。駅構内に残っている架線柱にはすでに架線は撤去されていました。

Ishikoshihome
架線のない架線柱

 8時36分、レールバスは石越駅を後にしました。

 荒涼とした田園地帯をレールバスはのんびりとひた走ります。数日前に降ったと思われる雪のかたまりが至るところで見える中、車庫のある若柳に到着しました。ここで運転手は駅員から丸いわっかのタブレットを受け取りました。タブレット交換も最近滅多に見ることが出来なくなりましたね。また引込線には栗原電鉄時代に使われていた電車が留置されていました。転換直後に訪れたときもこれらの電車が留置されているのを見ましたが、10年以上経った今もそのままの状態らしく車体はぼろぼろで至るところにサビが露出しているようでした。

 若柳を過ぎると再び田んぼの中をレールバスは走ります。各無人駅から地元のお客さんが乗り込んできました。石越を出たときには地元のお客さんの姿を全く見なかったので正直心配でしたが、わずかながら利用するお客さんもいるようですね。そうした地元のお客さんはほとんどが栗駒で降りていきました。沿線の中心になる町ではありますが、病院かお役所へ行くのでしょうか。ただ、若柳や沢辺、栗駒の各駅から仙台方面へ向かう高速バスが運行されており、沿線の人が仙台方面へ行くときはこれらのバスを利用するようですね。運賃も安いようですし、乗り換えの必要がありませんので、これではわざわざ石越へ出てまでくりでんを利用するという人はそう多くはないようですね。

 栗駒を出て再びお名残乗車組みばかりとなった車内ですが、私は終点の手前である鶯沢で降りました。駅の近くにある郵便局で貯金と風景印の押印を済ませ、石越行きが来るまでしばらく周辺を散策しておりました。

Swan_uguisuzawa
鴬沢の風景。白鳥の姿も見られました。

 帰りは10時13分の石越行きに乗りました。先ほどと同じレールバスでしたが、今度はお名残乗車組みと地元の乗客が半々といったところでした。やはり栗駒で地元のお客んのほとんどが降りていきました。

 私は途中の若柳で下車しました。タブレット交換をすると、レールバスは石越へ向けて若柳を後にしました。一旦待合室に入り、窓口で硬券の入場券を買いました。ここでも石越駅と同様の古いベンチがありましたね。

Bench_wakayanagi
ここにもレトロなベンチが・・・

 せっかく入場券を買ったので、先ほどレールバスの中で見かけた留置車両の写真を撮ることにしました。

Kurihara_wakayanagi1

Kurihara_wakayanagi2
(上下とも)栗原電鉄時代の車両たち。廃止後はどうなるのだろうか・・・。

 こうして無事にお名残乗車を済ませた後、駅の近くにある郵便局に立ち寄りました。次の列車まで2時間ほどあったので、石越まで歩くことにしました。どのくらい掛かるのか検討も付きませんでしたが、交通量の多い道路を「石越」と書かれた看板に沿って歩くこと30分ほどで到着しました。

 今回訪れて気がついたことは、各駅に貼ってあったマナー向上を訴えるポスターでした。廃線間近とあってお名残乗車目的で大勢のお客さんが沿線にやってくるのですが、中にはマナーを守らない輩もいるようで、ひどいのになると備品を盗んだり沿線の私有地に入って写真を撮るというのもあるようです。廃止まで後2ヶ月あまり。先にも書いたとおり、マナーを守ってくりでんの旅を楽しんでいただきたいと思います。

 関連記事
  ・さよなら、くりでんの旅(青春18きっぷ鳴子温泉泊) (ONKEN21様)
  ・廃線間近のくりはら田園鉄道を訪ねて(Kaz-T様)

|

« 人間ドックの結果来る | トップページ | 駅前食堂もまた楽しいもの »

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/912/13475876

この記事へのトラックバック一覧です: 12年ぶりのくりはら田園鉄道:

» さよなら、くりでんの旅(青春18きっぷ鳴子温泉泊) [トラベログ]
 宮城県栗原市のくりはら田園鉄道こと“くりでん”は2007(平成19)年3月末を以って廃線となります。 そこで青春18きっぷを使い、鳴子温泉ホテル瀧嶋に泊まった後、廃止2ヶ月前に乗り納めをしてきました。 1月7日〜8日の連休を利用した2泊2日の初旅。 近年ではのと鉄道(アルバム)・神岡鉄道・鹿島鉄道に続くものです。 [続きを読む]

受信: 2007.01.22 00:28

« 人間ドックの結果来る | トップページ | 駅前食堂もまた楽しいもの »