敦賀にやってきた新快速
先週の旅での話を続けます。高山本線で岐阜まで来て、ここから東海道本線で関ヶ原を越えました。ここを越えるのは久しぶりでしたが、早朝高速バスを降りたもんで夢の中でありました。そんなわけで、米原に到着する手前で目が覚めました(^_^;)。
米原から北陸本線に入ります。目指すのは敦賀。なぜ敦賀かというのは、昨年の10月に長浜敦賀間と湖西線の永原近江塩津間の送電方式が、それまでの交流から直流に切り替わったことに伴い、新快速列車が敦賀まで乗り入れることになったため、敦賀から新快速で大阪まで行こうという目的があったためでした。ご存知の通り京阪神を猛スピードで駆け抜ける新快速ですが、18きっぷが手元にあることもあり、この機会に乗ってしまおうと思った次第です。
特急しらさきで先行し、敦賀に到着したのは午前10時半前。次の新快速列車まで1時間ほど待ち時間がありましたので、市内を散策することにしました。駅前通り沿いには新快速の車両をモチーフにしたキャラクター絵が描かれた旗が店先に並んでおりました。今回の乗り入れにより、京阪神地区から気軽に来ることが出来るようになったわけですから、市民の期待は大きいのではないでしょうか。そして敦賀といえば、通りの至るところに建てられているモニュメントが思い出されますね。これは敦賀出身の漫画家である松本零士氏が描く作品に登場するキャラクターをモデルにしたものなんですが、めーテルや古代進など馴染みの深いキャラクターばかりなので、見ごたえがありますね。
新快速乗り入れを記念する旗
松本零士氏が描くキャラクターのモニュメント(古代進と森雪)
こうしてブラブラしながら、列車の発車時間が近づいてきましたので、乗り場へ向かうことにしました。ちょうどお昼時でしたが、目的地の新大阪までは2時間ほどの乗車時間なので、売店で駅弁を買い改札を抜けました。ホームに上がると、列車はまだ到着していませんでしたが、しばらく待っていると大阪寄りから223系の列車が近づいてきました。停止すると、車内から大勢のお客さんが降りていきました。やはり直通化によって敦賀へ訪れるお客さんは多いようですね。
敦賀で出発を待つ223系新快速
先ほど買った駅弁を広げているうちに列車は敦賀を後にしました。近江塩津を出て湖西線に入ると、車窓には琵琶湖の湖面が現れてきました。広大な湖の湖面を見ると、やはり日本一広い湖であることを実感しますね。その琵琶湖を見ながら列車は近江今津に到着。ここで車両を増結し、新快速列車らしい雰囲気になりました。そして近江舞子を出ると一気に加速をし、猛スピードで小さい駅を通過していきました。
列車は山科で東海道線と合流し、新大阪に到着したのは午後1時半前でした。
これまで遠いイメージがあった敦賀ですが、今回の新快速の直通化により、身近な存在になったのではないでしょうか。これまで敦賀といって観光のイメージはそれほどありませんでしたが、日本海の魚介類の恵みを味わえることもあって、日帰り旅行のコースとして定着しつつあるようですね。今回は1時間程度の滞在でしたが、今度はおいしい魚を食べながら町歩きをしたいところであります。
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コメント
こんばんは。まだ直流化になってから、敦賀には一度も行っていないたべちゃんです。
* これまで遠いイメージがあった敦賀ですが、
途中から各停になるとはいえ、新快速で行くことができるようになったので、近く感じられますね。北陸に新快速1本で行くことができるとは、誰が予想したでしょうか?
観光客も増えているようです。今後の課題は、いかにこれを定着させるかですね。
投稿: たべちゃん | 2007.01.24 22:39
こんばんは。コメントありがとうございます。
私も敦賀をじっくり歩いたことはありませんが、駅前通り沿いにアニメのキャラクターをモデルにしたオブジェが置かれていたりして、観光客を呼び込もうという意気込みを感じましたね。今回の新快速乗り入れは決して小さな影響ではなく、関西圏からの日帰り客を呼び込むという意味では、敦賀市にとっては大きなチャンスと言えるでしょう。
投稿: mattoh | 2007.01.28 20:51