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2007.03.29

JRバス鹿沢線お別れ乗車

 全国的に徐々に縮小されつつあるJRバスですが、今月末を持って廃止となる路線が群馬県にあります。それは、万座・鹿沢口駅と鹿沢温泉とを結ぶ路線でありますが、実は私自身、この路線には子供の頃に何度も乗った記憶があります。というのも子供の頃、家族で夏休みになると毎年のように鹿沢温泉周辺の旅館や国民宿舎に泊まりに来ていたんですが、当時は自宅にマイカーがなかったもんで、おのずと鉄道とバスでの利用となりました。その際に利用したのが、この鹿沢線であります。

 そんな廃止となる鹿沢線に先週の土曜日に乗ってまいりました。ちなみに先日もぶろぐした高崎の鶏めしですが、万座・鹿沢口へ向かう吾妻線の車内から送ったものです。その電車が12時26分、万座・鹿沢口に到着。改札を抜けてさっそく駅前の乗り場へ向かいましたが、同じ列車から降りてきた客のほとんどが鬼押出しや軽井沢方面のバス乗り場へ向かい、鹿沢温泉行きのバス乗り場には自分以外誰もおりませんでした。廃止直前なので、自分と同様のお名残乗車組もいるかと思いきや、いささか拍子抜けでした。

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出発を待つ鹿沢温泉行き

 一旦乗り場を離れ、近くにあったコンビニによってから再び乗り場へ向かうと、すでに鹿沢温泉行きのJRバスが入っておりました。さっそく乗り込み落ち着いたところで、発車時刻となり、バスは万座・鹿沢口を後にしました。

 発車してすぐに慌てて二人組みが乗り込み、途中、スーパーの前で買い物帰りと思われる女性が乗り込んだので、ローカル路線バスにありがちな貸切状態は免れることが出来ました。バスは吾妻線の終点である大前駅の近くを通り過ぎ、田代の集落あたりで自分以外の乗客は全員降りてしまいました。この田代を過ぎたあたりから民家がまばらになってきました。このあたりの風景は子供の頃に来た頃とほとんど変わりがないような気がしますね。ただ単調な景色なので、眠い目を開けつつ車窓を楽しんでおりました。

 やがてバスは新鹿沢温泉周辺に入ってきました。ここは鹿沢温泉から源泉を引っ張って出来た温泉街ですが、ひなびた鹿沢温泉に比べるとやや開けた感じのところで、何度もこの地を訪ねていながら実は一度も泊まったことがなかったりします。すでに自分一人だけとなったバスは山奥深く進み、13時15分、終点の鹿沢温泉に到着しました。

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鹿沢温泉に到着したバス

 ここへ来るのは、2004年の8月以来。まだ結婚前でしたが、このときのことについてはこちらに記してありますので、もしよろしければ覗いてみていただけると幸いです。それにしても景色は全くといっていいほど変わりがないですね。一軒宿である紅葉館もほとんど変わりがないようですが、唯一変わっていたのは、すぐ隣にある百体観音の説明板が新しくなっていたことでした。その観音様も以前と変わらず同じところに鎮座していますし、すぐ近くには雪山賛歌発祥の地ということで、その歌碑も昔と変わらずありました。

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百体観音

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雪山賛歌歌碑

 戻りは最終の15時41分に乗る予定とあって2時間近く余裕がありました。もちろんそれまでの間、紅葉館の雲井の湯に入って久しぶりに温泉らしい温泉を楽しんできました。近年スパ銭風の温泉にすっかり慣れきってしまったこともあり、こうした温泉に入るのは久しぶりでしたね。

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紅葉館・雲井の湯

 とはいうものの、温泉から出たときにはまだ14時を過ぎた頃でした。この周辺に居ても何もないところなので、新鹿沢温泉までのんびり歩いていくことにしました。途中雨が降り出してきましたが、後戻りすることも出来ず、のんびり歩いて1時間弱で新鹿沢温泉に到着しました。ここは近隣にスキー場があるので、スキーヤーの利用も多いようですが、すでに周辺には雪はなく温泉街はクルマが通るくらいでひっそりとしていました。次のバスまで1時間弱。とはいってもどこへ行くあてもないので、バス停周辺でぶらぶらするしかありませんでした。

 15時半前、鹿沢温泉行きの写真を撮るなどしながら15時47分過ぎ、その折り返しでやってきた万座・鹿沢口行きに乗り込みました。発車してすぐ、運転手が運転台のパネル付近に異常を発見し急停車したと思ったら、そのパネル付近から突然煙が立ち込めてきました。そういえば車内にはいるや否や焦げ臭い匂いを感じたんですが、何でもこのバスは元々観光バス仕様だったものを路線バス用に改造したそうで、料金表示機などの路線バス運行に必要な機器を急造で取り付けたことによるショートではないかと言っておりました。運転には支障はないとのことでしたが、万座・鹿沢口に到着するまでの間、かなりひやひやものでしたね。

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新鹿沢温泉付近を通過する鹿沢温泉行き

 そんなわけで、両替機も使えない状況だったもんで、1,000円札しか持ってなかった自分はつり銭が出来るまで車内に残っておりました。

 そんなおまけもありましたが、こうして無事にお名残乗車をすることが出来ました。ただ路線自体は完全な廃止ではなく、嬬恋町営のバスに移管されるとのことでした。とりあえずは公共交通機関で鹿沢温泉まではいけることになりそうです。

(おまけ)
 '85年当時に鹿沢温泉バス停で撮った画像が残っておりましたので、ご紹介します。もちろん当時は国鉄バス。しっかりと車体に”国鉄”の文字が入ってます。

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