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2007.03.19

エスプレッソ

 忘れた頃にアップしますが、まだイタリアの旅が完結してません。フィレンツェの町を見て回ったところまできましたので、今回はその帰りの汽車旅について書きます。

 夕方5時過ぎ、ローマからのユーロスターで降り立ったサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に戻ってきました。ここから帰りの列車が出るカンポ・デ・マルテ駅へバスで移動します。カンポ・デ・マルテ駅はもう一つのフィレンツェの駅ですが、ネット予約をした際、帰りは異なった種別の列車に乗りたいと思ったところ、サンタ・マリア・ノヴェッラから出るちょうどいい列車がなく、やむなくカンポ・デ・マルテ発になった次第。駅前の案内所でバスの番号を聞き、その乗り場へ。海外でバスに乗ると、日本のように詳細なルートがわからないので、正直不安ですね。一応乗るときに運転手には聞いて乗ったんですけど、日本のようにアナウンスをしてくれるわけではないので、外の風景を見てそれらしいところで自ら意思表示しないといけません。

 サンタ・マリア・ノヴェッラを出て20分ほど、線路と架線が見えてきたので、それらしいところで下車。しかし駅の案内がなく正直不安でしたが、それでも何とかカンポ・デ・マルテ駅に到着です。

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カンポ・デ・マルテ駅

 カンポ・デ・マルテはこじんまりとした郊外の駅といった感じで、長距離列車が発着する駅からは程遠い雰囲気でした。でも、我々が乗る列車の時刻はちゃんと書かれてあったので、ひとまずは安心しました。ホームに向かいしばし佇んでいると、今朝方乗ったユーロスターや貨物列車が次々と通過していきました。

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(上下とも)カンポ・デ・マルテ駅を通過した列車

 こうして18時過ぎ、機関車に繋がれたエスプレッソが入ってきました。エスプレッソは列車の種別の一つで、日本では急行列車に該当します。行くときに乗ったのがユーロスターで、停車駅に応じて種別が決められているようです(詳しくは、こちら参照)。さてそのエスプレッソ、日本では数少なくなってしまった客車列車ですが、ヨーロッパでは今でも健在です。さっそく車内に入りきっぷに指定された車両に入ります。ヨーロッパらしいコンパートメントの客車ですが、これもヨーロッパでの鉄道の旅ならではですね。さて我々のコンパートメントには一組の客がおりました。軽く会釈をして座席に付くと、列車はカンポ・デ・マルテを発車していきました。

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カンポ・デ・マルテ駅に入線する”エスプレッソ”

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日本では見られなくなった客車列車

 それにしても、速度の速いこと。のんびりとした汽車旅を期待したんですが、思いのほか速いスピードで、気持ちいいほどでした。ちなみにローマまでに停車する駅は一ヶ所、チウシという駅だけ。ここで高校生風の女の子グループが乗り込み、コンパートメントは賑やかになりました。このあたりは日本でも同じですね。

 次第に外は暗くなり家の明かりが目に付くようになりました。ところがコンパートメントは明かりがついているものの薄暗いことこの上ない状態でした。これじゃ、スリも横行するんじゃないかと思いますが、日本だったらもうちょっと明かりはつけるよなぁ。

 こうして20時半過ぎ、列車はローマ・ティブルティーナ駅に到着しました。来るときに乗ったテルミニ駅とは別のターミナルで、さしずめ東京駅と新宿駅といった位置づけでしょうか。どちらかといえば生活臭が感じられる駅でしたね。時間が時間だったので、あまりゆっくりとすることが出来ず、地下鉄乗り場から地下鉄に乗ってテルミニへと戻ってきました。

 わずか1日だけの列車の旅、もっと身軽だったらイタリア全土で通用するパスを買って縦横無尽に旅したいところでしたが、今回はいたし方ないですね。でも、わずか一日ながら汽車旅を楽しむことが出来ました。

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