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2007.03.09

さよなら西鉄宮地岳線

 二日市の温泉に入り、昔のことをあれこれ思い出した後は、いよいよ今回の旅の目的である西鉄宮地岳線に乗るべく香椎へ向かいます。今回、末端区間である西鉄新宮と津屋崎の間が今月末ををもって廃止となり、残された貝塚と西鉄新宮の区間で細々と行ったり来たりすることになりました。その際、宮地嶽神社の最寄駅である宮地岳駅は廃止となってしまうので、線名もこれまでの宮地岳線から貝塚線と改められることになりました。

 11時47分発の門司港行き快速列車に乗り込み、12時18分に香椎に到着しました。ここに降りるのは学生時代以来ですが、真新しい駅ビルに変わってたのには驚きましたね。それに、香椎の手前にある千早という駅を通過したんですが、このあたりも高架化されすっかり様変わりしておりました。

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駅ビルの香椎駅

 まだ昼食を食べてなかったので、駅近くの居酒屋で食べることにしました。店先に出てた日替わり定食を注文。570円という値段ながら種類豊富なおかずにすっかり満足でした。関東圏だったら800円以上はしてしまう内容だっただけに、”お値打ち”なランチでしたね。

 こうして、いよいよ宮地岳線に乗るべく西鉄香椎駅へ。JR香椎駅からだと徒歩で7,8分ほどのところにあるんですが、実はここ、松本清張氏の代表作「点と線」の冒頭部分で舞台となったところなんですよね。ちょうど今、この本を読んでいるところなんですが、捜査を担当した刑事が国鉄香椎駅と西鉄香椎駅の間を歩きながら聞き込み
捜査をするというくだりを思い出しながら西鉄香椎駅まで歩いて見ました。その中、刑事が聞き込みをした八百屋(だったと思いますが)が駅前にあったときには、正直驚きましたね。おそらく松本清張氏もこのあたりを歩いていろいろとネタを探してたことでしょうね。

 券売機できっぷを買ってからホームに上がると、5分ほどして貝塚方面から2両編成の黄色い電車がやってきました。

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西鉄香椎駅に入線する600系電車

 宮地岳線に乗るのは、大学時代に鉄研の合宿で旅行をしたとき以来ですが、車体のカラーを含め以前と変わってないようですね。そんな津屋崎行き電車に乗り込みました。平日の昼時とあって車内はがらがらでしたが、思ってたよりも利用者はいるようでした。しかし乗っていた客も末端区間廃止後に終着駅となる西鉄新宮の手前までで概ね降りてしまい、廃止区間に入ると車内はひっそりとしてしまいました。沿線にはマンションや住宅もそこそこ建ち並んでいるように見えたんですけど、やはり福岡の都心まで行くのに貝塚で乗り換えなければいけないことを考えると厳しい状況だったようですね。

 こうして西鉄福間を過ぎ、やがて右手に小高い山が見えてきました。この山の麓にあるのが、沿線随一の見所である宮地嶽神社ですが、周囲に同じくらいの高さの山が見当たらないだけに、目立つ存在ですね。

 その宮地嶽神社の最寄駅である宮地岳を過ぎ、3、4分ほどで終点の津屋崎に到着しました。

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津屋崎に到着した600系電車

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終着駅のお約束・車止め

 駅の周辺は以前来たときとほとんど変わってない様子でしたが、当時はすぐに折り返してしまい駅の周辺のことが今ひとつ記憶に残っておりませんでした。そこで、駅の周りをぶらぶらしてみることにしました。すぐ近くにある津屋崎郵便局で例によって貯金をしてから駅に戻ってみると、すぐ真横に古めかしい記念碑があるのに気がつきました。その碑には、「電車延長記念」とかかれてあり、1925年に延長開業した際に建てられたものと思われます。開業した当初は地元の大きな期待が込められたんでしょうが、利用者の減少など時代の変化により廃止を余儀なくされたことを、先人たちはどのような思いで見ているのでしょうかね?

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電車延長記念碑

 今度は宮地岳へ行ってみることにしました。ホームに上がるとすぐに貝塚方向から電車が入ってきました。今度は3両編成。車内には下校途中の高校生が乗っておりました。こうしたローカル路線では貴重なお客さんである学生も、少子化が進む昨今ではどうしても収入減は避けられない現状ですね。

 貝塚行き電車に乗ってわずか3、4分、電車は次の宮地岳に到着。私はここで降りました。

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宮地岳駅

 ここは宮地嶽神社への参拝客に対応すべく改札がもう一箇所設けられています。しかし、利用者減少の昨今は使われることもないようですね。風格ある駅でありながら、駅員もいない寂しい駅でしたが、その駅をバックに宮地嶽神社の方向へ歩き始めました。

 この後、いよいよ宮地嶽神社へ訪問しましたが、それについては次回書くことにします。

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  ・2007年の汽車旅2-4(西日本鉄道宮地岳線フォーエヴァー)(岸田法眼様)

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受信: 2007.03.13 22:51

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