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2007.07.21

島原半島ドライブ旅

 長崎空港に到着した我々がまず最初に向かったのは、空港内にあるレンタカー店でした。今回の旅を計画した際、いろいろと訪問するルートをあれこれ考えてみたんですが、その中の一つ、島原半島を巡るのに素直にバスと島原鉄道にするかレンタカーにするか迷いました。一人旅だったら無条件で公共機関利用になるんですが、思いのほか運賃がかかってしまい、これだったらレンタカーでもさほど変わりはありませんでした。それだったらということで、直前になってレンタカーを予約しました。

 ところが、当初Sクラスで予約していたのに、レンタカー店で用意されていたのはステーションワゴンタイプのクルマでした。山道を走るわけじゃないので普段乗っているようなこじんまりとしたタイプで十分だったんですけど、まあこのタイプは普段仕事で乗り慣れているタイプでしたので、特に苦はありませんでしたけどね。

 こうして手続きが完了し、いよいよ目的地の島原を目指します。長崎、しかも九州の道路をクルマで走行するのは今回が初めてでしたが、やはり初めてのところを運転するのはいろいろと不安がありますね。もっとも長崎は学生時代を過ごしたところなので、全く知らないわけじゃないんですけど、当時は運転免許を持ってなかったので、運転はしてなかったんですね。やはりドライバーの時とそうでない時とでは、車内から見える景色は違います。

 道路に立っている案内板に従ってクルマを進めます。諫早市内を抜けると、やがて道路の横に単線の線路が近づいてきました。これが島原鉄道の線路で、学生時代には何度か乗った路線でしたが、すでに報じられている通り、来年の春には末端区間の廃止が決定し、ここでもローカル線の厳しい現状が伺えます。今回の旅ではこの廃止区間の乗車は予定しなかったので、年内くらいにまた再訪したいと考えていますが、のんびりとしたローカル線が一つ消えてしまうのはやはり寂しいものがありますね。

 途中、ファミレスで昼食を食べた後、私はある場所でクルマを止めました。それは島原鉄道の愛野駅ですが、赤い屋根のチャペル風の駅舎は今も健在でした。この駅から吾妻までの乗車券が、「愛しの吾妻(わがつま)」という語呂で縁起きっぷとして話題となりました。現在もこのきっぷは売られていて、私も1枚手に入れてきました。

Ainosta_1
チャペル風の赤い屋根の駅舎・愛野駅

Obamarailwaymonument
駅前に立つ温泉軽便鉄道の記念碑

 再びクルマを発車させ、一路島原半島を南下します。対岸の長洲港とを結ぶ有明フェリーの発着港である多比良町を過ぎ、やがて有明海の海岸線が見えてきました。それまで降り続いていた雨も次第に上がり、晴れ間も見え始めました。

 こうしてクルマは島原市内へと入ってきました。まず最初に向かったのは島原城。1624年に築城された城ですが、なんといっても1637年に起きた島原の乱では、ここ島原城が戦火に遭いました。現在の城は1960年に再建されたもので中は資料館になっていますが、島原の乱に関する資料をはじめキリシタン関連の資料もあり、この地方の歴史を窺い知ることができました。

Shimabaracastle
島原城

Heiseishinzan_shimabaracastle
島原城から平成新山方向を望む

 その島原城の隣には、長崎県が生んだ彫刻家である北村西望氏に関する資料館がありました。氏といえばやはり長崎市内の平和公園にある平和祈念像が代表作ですね。館内にはその平和祈念像の縮小版をはじめ氏が手がけた彫刻が所狭しと展示されていました。

Amakusashiro_seibo
北村西望が手がけた天草四郎像

 一通り見学をし終えた後はクルマを駐車場に置き、市内散策へと向かいました。歩くこと10分ほど、閑静な住宅街の一角に出てきました。このあたりはかつて武家屋敷があったところで、現在も当時の生活を窺い知ることの出来る武家屋敷が公開されています。その武家屋敷前に伸びる細い通りの中央には水路があり、かつては飲料水として使われていたそうです。

Bukeyashiki
武家屋敷

Shinozukatei_bukeyashiki
公開している武家屋敷の一つ・篠塚邸

 武家屋敷を後にして、今度は島原の中心部まで歩きました。「鯉の泳ぐ町」と称する街角があるとのことで行ってみたものの、常にクルマが行き来していて風情が感じられずいくぶんがっかりしましたが、やはり津和野のような町並みというわけにはいかないようですね。そして最後に島原駅を訪ねました。瓦屋根を持つ古めかしい駅舎でしたが、島原城の大手門をモチーフにしたとのことで、入口には島原の子守唄の銅像が立っていました。

Carpstreet
鯉が泳ぐ通り

Shimabarasta
「島原の子守唄」の像がある島原駅

 こうして再び島原城へ戻り、この日宿泊する宿へと移動しました。

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