初搭乗~スカイネットアジア航空
長崎の旅の続きです。東京モノレールで羽田空港第2ビル駅に到着し、さっそく出発ロビーへと向かいました。長崎までの足として当初からスカイネットアジア航空(以下SNAと記します)を行きか帰りかに利用したいと思っていましたので、往路の羽田空港9時35分発33便を予約しました。スカイネットアジア航空は宮崎を拠点として2002年に就航を開始した新規参入路線で、地域密着型の航空会社を目指し、その後熊本や長崎といった九州の都市へ路線を拡大しました。9月には鹿児島へも就航を開始し、九州のエアラインとして着実に成長しつつあります。
そんなSNAですが、今回乗るのはこれが初めてでした。マイレージを貯める関係でこれまで新興エアラインに乗る機会がありませんでしたが、JALやANAとはまた異なったサービスをしていることもあり、こうした新興エアラインにも最近は興味が湧いてきました。そんなわけで、目的地が長崎だった今回はSNAに乗るいい機会でした。
まずはカウンターで搭乗券を発券してもらいます。ANAのカウンターにはたくさんの人が列を作って自分の番を待っていましたが、これから乗るSNAにはそれほど多くの人がおらず、すんなりと自分たちの番が回ってきました。地上係員にこれから乗る便名と自分の名前を告げると、係員は手元の端末を操作しはじめました。こうして搭乗券を手にすることが出来たんですが、渡されたときにその係員から、天候次第では福岡へ緊急着陸するか羽田へ引き返すかの条件付きフライトになると告げられました。これまで何度も飛行機を利用したことはありますが、こうしたケースは一度もなかったので、このときはちょっと不安でしたね。
なおSNAの搭乗券ですが、実はANAの自動チェックイン機でも発券できました。後で気がついたんですが、こちらだったら浜松町駅で発券できたんですよね。
これで無事に搭乗券を手にし、すぐに手荷物検査場でチェックを受けた後、バス出発ラウンジへと進みました。この日はバスで飛行機まで移動するとのことで、アナウンスがあるまでしばらく買い物をしたりしながら過ごしました。やがて、搭乗手続きが開始されるというアナウンスがあり、我々の周りの乗客が一斉に動き始めました。その動きに乗るように列に並び、我々もバスへ乗り込みました。
バスに揺られること5分ほど。小ぶりな機体の前でバスが停車しました。
出発を待つスカイネットアジア航空ボーイング737型機(羽田空港にて)
なんとも南国ムードが感じられる塗装のボーイング737型機ですが、南国へ向かう飛行機らしさが感じられますね。ただ機内は予想していたよりはかなりシンプルで、シートポケットには安全のしおりの他、就航地である宮崎県や熊本県、そして長崎県が作成した観光案内の冊子が入っていました。自治体作成の発行物を機内に置いているところといえば、今年3月に乗ったスターフライヤーでも北九州市で発行した冊子が置いてありましたね。こうしたところが、新興エアラインの地域密着を目指す姿勢として感じ取れます。
こうして定刻の9時35分、スポットを離れたSNA機は羽田空港を離陸しました。
西日本の大雨の影響で、フライト中ところどころで小刻みな揺れが感じましたが、いつぞやのときに感じたような急降下というのはなく、思ったほどの揺れはありませんでした。やがて水平飛行に入ると、客室乗務員によるドリンクサービスが始まりました。種類は特製コーヒーやお茶、ジュース類など4種類ほどと少なめでしたが、ドリンクサービスすら省略するところが多い新興エアラインにあって、この手のサービスを残していることはありがたいですね。
相変わらず小刻みな揺れを繰り返しながら、午前11時20分頃、あと10分ほどで長崎空港に着陸するというアナウンスが流れました。窓の外を見ると、長崎地方の地上の様子が見え始めましたが、雨はそれほどの降りではないようで、現時点では小康状態になっている様子でした。そんな中、SNA機は長崎空港に着陸しました。
雨がぱらつく長崎空港に到着したスカイネット機
スターフライヤーと並び九州の新興エアラインとして着実に成長しつつあるSNAですが、九州の代名詞となるべく成長してほしいものですね。
| 固定リンク
「航空」カテゴリの記事
- 秋の1泊2日関西紀行その10~フジテック前駅に下車(2022.01.22)
- 秋の1泊2日関西紀行その2~久々の空路で神戸へ(2022.01.10)
- 【10/2】仙台日帰り旅その6~再び仙台空港へ(2021.12.25)
- 【5/29】成田空港に立ち寄る(2021.08.22)
- 【7/5】京成沿線お出かけきっぷ1日目・その3~成田空港を訪ねる(2020.08.20)
コメント