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2007.08.10

久しぶりの富士急

 それでは、昨日の小旅行について書くことにします。中央線のE233系で大月に到着したのは11時20分過ぎ。ここから富士急に乗り換えます。次の列車は11時42分発のフジサン特急でしたが、この後は谷村町へ行ってミュージアム都留を見学する予定でしたので、この特急に乗ったのでは谷村町を通過してしまいます。よって、次の12時6分発の各駅停車まで待つことにしました。その間、駅から歩いて5分ほどのところにある大月郵便局を訪問したり、駅なかにある立ち食いのそば屋で昼食を食べたりして時間を潰しました。

 発車まで15分ほど、富士急線の乗り場へやってきました。券売機で谷村町までの乗車券を買い、ホームへと入りました。すでにカラフルな車体の電車が停車していましたが、子供に人気のある「機関車トーマス」のキャラクターが描かれた「トーマスランド号」でした。この車両、5000系といって、1975年に新製された現在営業運転に就いている車両の中では唯一富士急が自社発注した車両です。登場翌年の1976年にはローレル賞に輝くなど、地方私鉄としてはかなりやる気を感じさせる車両でしたが、わずか1編成しか製造されず今日に至っています。

Thomasland
機関車トーマスのラッピング電車「トーマスランド号」(大月駅にて)

 そんな可愛らしい電車に乗り込みました。車内は若者のグループを中心に混雑していましたが、何とか1箇所だけ空いていたボックスシートに座ることが出来ました。落ち着いたところで発車時刻になり、トーマスランド号は大月駅を発車しました。発車してすぐに左へ大きくカーブし、単線区間をのんびりと走り出しました。次第に民家も少なくなり、山奥深い鄙びた風景が車窓に映し出されると、禾生という小さな駅に到着しました。この駅は「かせい」と読むんですが、私もすぐには読みが思い出せず、駅に着いて知った次第でした。富士急線の中では一番の難読駅といえますね。そんな禾生を過ぎ、都留市を過ぎると、目的地である谷村町に到着しました。

 こじんまりとした味わいのある駅舎を背にして3分ほど、目的地のミュージアム都留に到着しました。今回ここを訪れたのは、今月18日まで開催中の「わくわく鉄道ランド」という企画展を見学するためでした。タイトルからして子供向けですが、事前に貰ったチラシには富士急の前身である馬車鉄道や軌道線の写真が載っていて興味深いものでした。そんなミュージアム都留にさっそく入り、受付で入館料300円を払って会場へと進みました。

Museumtsuru
ミュージアム都留

 企画展は入ってすぐのホールで行われていました。中には富士急線の歴史や古い写真、資料が展示されていて、特に富士急行線の前身である馬車鉄道や富士軌道時代の資料は興味深く拝見しました。元々馬車鉄道から始まった鉄道であることを今回初めて知りましたが、こうした企画展を見学すると、そのテーマとなっている鉄道の成り立ちを知ることが出来、勉強になりますね。また別の一角では、東海道新幹線に関する資料も展示されてい
ました。JR東海がこの企画展の協力者となっており、またすぐ近隣にリニアモーターカーの実験線も抱えている地域ということもありますが、7月のダイヤ改正で登場したN700系の模型も展示されていました。

 この企画展で気がついたのは、中の説明書きが子供でもわかるようにわかりやすい表現で書かれていたことでした。このあたりは子供にも興味が湧くように配慮されていて好感が持てましたね。これを観た子供達にとって、いい思い出になるといいですね。それともう一つ、会場の入口にあった体験コーナーに硬券きっぷが入った箱があったのには驚きました。これは実際に出札窓口の体験を行うもので、箱からきっぷを引き出して、ダッチングマシーンで日付をいれ、はさみを入れるという体験が出来ます。ICカード全盛の昨今、なかなかお目にかかれなくなった光景ですが、富士急線内は今もICカードが導入されておらず、駅によっては窓口できっぷを買うところもあるんですよね。

 こうしてミュージアム都留を後にして、再び谷村町駅に戻ってきました。次は終点の河口湖を目指しますが、到着までしばらくあったので、待合室で待っていました。昨日は暑い1日で、待っているだけでも汗だく抱くでしたが、何気に見えた駅舎の柱に昔懐かしいホーロー看板がありました。こうした看板はまさにローカル私鉄にぴったりですね。

Yamuramachista
谷村町駅

Horoad_yamuramachi
谷村町駅にあったホーロー看板

 暑さで溶けそうな気分の中、ようやく河口湖行きの電車がやってきました。次の電車は1000系という電車で、元京王5000系を改造したもの。京王時代は白いカラーに塗られ、その美しい車体で人気のあった車両ですが、京王から引退後はここ富士急や伊予鉄道などに移籍して現在も活躍しています。富士急ではクロスシートを設け、観光仕様に変わりましたが、塗装を除けば外観はかつての様子をとどめていますね。

 そんな元京王5000系に乗って揺られるうちに眠くなってしまい、気がついたときには富士吉田に到着するところでした。ここ富士吉田駅は行き止まり式の駅で、大月方面からやってきた電車が河口湖へ向かうときはスイッチバックをして進行方向が逆になります。私の乗った電車も進行方向が逆になり、大月方面の線路を右手に見ながら進みました。見ているだけでも怖そうなジェットコースターが行き来する富士急ハイランドの横を抜けると、終点の河口湖に到着しました。

Fujikyu1205
元京王5000系の生き残り・1000系(河口湖駅にて)

 河口湖駅はすっかり駅周辺が改修されて、明るい雰囲気になっていました。そのあたりについては、後日書こうと思います。

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