もうすぐお別れ~水郡線キハ110型
今日は、おととい水戸からもぶろぐした水郡線のキハ110型乗車について書きたいと思います。
水郡線で使用されているキハ110型が他の路線へ転属されるという記事がJR東日本水戸支社のサイトに載っていました。水郡線は今年1月、新たにキハE130型という車両が投入されましたが、その後続々置き換えが進み、現在残っているキハ110型も近々他の路線へ転属されることとなりました。そこで、最後の活躍を見に水戸へ出向いた次第であります。
水戸に到着し、さっそく水郡線の乗り場へと向かいます。すでに今回の主役であるキハ110型が発車のときを待っていました。国鉄型車両の置き換え用として非電化区間のローカル線を中心に投入されたキハ110型ですが、すでに登場してから10年以上が経過し、すっかりJR東日本の非電化区間の顔となりました。そんな停車中のキハ110型に近づいてみると、先頭部分に「ありがとうキハ110型」と書かれた特製のヘッドマークが取り付けられていました。
水戸駅で発車を待つキハ110型
特製ヘッドマークが取り付けられました
車内は高校生や沿線の地元客がほとんどでしたが、中にはローカル線を楽しもうという私のような乗客もちらほら見かけました。ちょうど18きっぷシーズンなので、そのまま郡山までのんびりとローカル線の旅を楽しむ人もいるようですね。自分も18きっぷを持っていればそのまま乗り続けてみたいところなんですが、あいにく今シーズンは購入予定がなったので、常陸太田へ伸びる支線の乗換駅である上菅谷まで乗ることにしました。
14時15分、郡山行き335Dは水戸駅を発車しました。実は水郡線の初乗りは国鉄時代の1985年。郡山から水戸まで一気に乗り通したんですが、昼過ぎに郡山を出た列車が水戸に到着したのはすっかり日が暮れた夕方でした。ちなみに335Dが郡山に到着するのは17時39分。3時間半近くかけて茨城県から福島県にかけての山の中を走り続けるんですね。
335Dは常陸青柳、常陸津田と無人駅に小刻みに停車。徐々に民家の姿も少なくなり、のんびりとした車窓が広がってきました。こうして目的地である上菅谷に到着しました。列車を乗り換えるために降りた記憶のある上菅谷ですが、改札を抜けて駅前に降り立つのは今回が初めてでした。昔ながらの平屋の駅舎が懐かしさを感じますね。
情緒ある駅舎の上菅谷駅
この後は帰路につくだけなんですが、次の水戸行きはおよそ1時間後とかなり空き時間がありました。そこで歩いて10分ほどのところにある那珂郵便局を訪問したりコンビニで涼んだりして時間を潰しました。炎天下の中を駅まで戻ってきたこともあり、大汗をぬぐいながら駅のベンチで座っていましたが、15時27分、常陸太田から真新しいディーゼルカーがホームに入ってきました。
上菅谷に到着したキハE130型
やってきたのは、今年1月に投入されたキハE130型。今回の本命だったキハ110型同様、水郡線の新しい顔として今後活躍していくことになるキハE130型に乗ることも楽しみでしたが、まだ新車の匂いが残る車内の様子を眺めていたら、中央線のE233系に使用されているのと同じつり革がありました。持ちやすい形に変えたつり革がここでも活躍していましたね。
国鉄時代の古い気動車の置き換えとして登場したキハ110型もすでに登場してから10年以上が経過し、新しい車両とはいえなくなっている時期になりました。今回投入されたキハE130系をはじめ先に小海線に投入されたハイブリッド車など、近年登場した新しい車両は、バリアフリーはもちろん環境に配慮した機能を備えるなど、次世代を見据えた設計になっています。まだまだ少数派ですが、こうした車両にも興味を持ち、実際に乗りに行ってみたいですね。
最後に水郡線で乗った車両をいろいろとご紹介して締めたいと思います。
今となっては懐かしい首都圏色キハ47型。すぐ隣には水郡線色のキハ58型が見えます。
キハ110型登場時に貼られていたアユをあしらったステッカー。このデザインが今回のヘッドマークにも使用されていました。
水郡線にSLが走ったとき、乗りに行きました(1998年2月頃)
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・水郡線に乗りに行く (ぶるない様)
・水郡線ありがとうキハ110系マーク (くましげ様)
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