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2007.08.18

台湾南部で残る旧型客車

 台湾の旅の続きです。台湾新幹線を無事乗り終え、後はこの日の宿泊地である高雄へ向かうだけとなりました。改札口付近にあった電光掲示板で次の高雄方面の列車を確認したら、15時6分発というのがありました。高雄まではわずか2駅なので、この列車に乗ることにしました。

 で、改めて先ほど確認した電光掲示板を見てみると、「あれっ」と思うものが目に留まりました。それは、前日台北周辺で何度か乗った通勤電車の場合は「区間車」と表示されているんですが、これから乗る高雄行きには「区間車」ではなく、代わりに「普快車」と表記されていました。いずれも普通列車なので、一番安い運賃で乗ることはできるんですが、どう違うのか、列車が来るまでの間、ホームでワクワクしながら待っていました。

 やがて、台南方面から列車が近づいてきましたが、先頭は区間車のカラーであるブルーではなく、オレンジ色の電気機関車でした。しかも、前日台北から瑞芳まで利用した復興号とは違い、牽引されていた客車は一昔前の古めかしい客車でした。前回台湾を訪れた’02年7月のときは、内湾線の始発駅である新竹駅に停車中の旧型客車の列車を見かけたことがありましたが、台湾新幹線開業など台湾の鉄道が変わる中でもまだ健在だったんですね。改めて手持ちの時刻表を見ると、西部幹線の嘉義より南を行き来する運用の中に「普快」と書かれた運用があることがわかりましたが、これらはこうした旧型客車での運用となっているようです。

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左榮に到着する高雄行き普快車

 列車はゆっくりと停車。さっそく私は一番最後尾の客車に乗り込みました。この車両はかつて日本で活躍したスハ44型と同等の客車で、ゆったりした座席が設けられていました。スハ44は乗ったことがないんですが、こうした車両が台湾で元気に活躍しているとは驚きですね。私も国鉄末期に山陰本線で最後の活躍をしていた旧型客車に乗りましたが、日本で今旧型客車に乗ることが出来るのは、大井川くらいですかね。

 次の新左榮駅にゆっくりと停車。客車ならではのすーっと停車して、ガクンと出発するのは、客車がなくなってしまった日本では体験できなくなりましたね。やがて高層ビル群が見え始めると高雄に町に入り、列車は終点の高雄に到着しました。

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高雄に到着した普快車

 まだまだ台湾南部では健在の旧型客車ですが、前回訪れた5年前に比べると行動範囲が狭くなったことは確かで、いつ廃止になってもおかしくない状況と思います。台湾でかつての日本の汽車旅を味わいたいという方には、お早めに乗車されることをお勧めします。

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コメント

先日、台湾から帰国しましたが、このような旧客には乗車できませんでした。今度はゆっくり台湾をテツ旅したいと思っています。

投稿: melonpan | 2007.08.19 22:48

 こんばんは。コメントありがとうございます。

 2002年に台湾を訪れた際、新竹駅で台北行きの列車を待っていたら、反対ホームに旧型客車を繋いだ列車が入ってきました。これを見て乗りたいとは思いつつ、やはりちょうどいい列車がなかったため断念した次第でしたが、現在もその活躍範囲は狭まったもののまだ現役で活躍していたのには驚きましたね。

 現在は高雄を中心とした運用になっているようですが、いまや台湾でも貴重な存在だけに、今後の動向が気になるところです。

投稿: mattoh | 2007.08.25 20:06

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