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2007.08.12

フジサン特急に乗る

 木曜日の小旅行も大詰め。最後の話題は、富士急の有料特急について書くことにします。河口湖からの帰りですが、「フジサン特急」という有料特急に乗ることにしました。フジサン特急は2002年2月、それまでJRで活躍していたイベント車両「パノラマエクスプレスアルプス」を譲り受けて運用を開始しました。パノラマエクスプレスアルプスは元々165系を種車にして改造した車両なので、秩父鉄道3000系が昨年11月に引退した現在では唯一定期運用で就いている165系の生き残りといえそうです。一方、パノラマエクスプレスアルプスといえば先頭部分の展望スペースが印象的でしたが、山間の鄙びた車窓や遠く富士山の姿をここから楽しむには絶好の車両と言えますね。それを考えると、富士急はいい買い物をしたと思います。

 さてフジサン特急ですが、当初の予定では、夕方の17時2分発に乗る予定でした。しかし、ミュージアム都留の見学が早く済んだので、一本前の15時12分発に乗ることにしました。

 発車15分前に改札が始まり、さっそくホームへ。後方に展望車両をつけたフジサン特急がすでにホームに佇んでいました。まずは車両を一通り眺めてみることにしました。やはり最初に一番目に付いたのは、車体に描かれた富士山のキャラクターでしたね。いくつかキャラクターがいるようですが、どちらかといえば、いわゆる”ゆるきゃら”と呼ばれるキャラクターですね(^_^;)。

 またこの列車、展望スペースのある車両は、特急券の他に着席整理料金の100円が加わります。今回は行き当たりばったりの旅でしたので、特急料金だけで乗れる3号車に乗り込みました。座席はパノラマエクスプレスアルプス時代と同様、リクライニングシートでしたが、前の座席との間の感覚がかなり広いんですよね。これだけゆったりしている座席を持つ車両もそうお目にかかったことがありませんが、これだったら気兼ねなく足を伸ばせますね。

Fujikyukuro2002

Fujikyukumoro2202
(上下とも)河口湖駅で発車を待つフジサン特急

Mtfujicara
フジサン特急の側面に描かれたキャラクター

 手持ちの缶チューハイを飲み終えると、フジサン特急12号は定刻通り河口湖駅を後にしました。次の富士急ハイランドで家族連れが何組か乗車、車内は子供達の声で一気に華やいできました。次のスイッチバック駅である富士吉田では、乗客の乗り降りが済むとすぐに発車しました。

 富士吉田を出た電車は進行方向を変え、一路大月を目指します。女性の乗務員による検札が一通り終わり、今度は先ほどの女性乗務員が飲み物やおみやげ物が積まれたワゴンを押して車内を回り始めました。車内販売があるとは思いもよりませんでしたが、地方私鉄でもこうしたところで少しでも増収に当てようという心意気が感じられましたね。そんな中、途中駅を通過し、次の停車駅である都留文科大学前に到着。以前は都留市に停車していましたが、都留文科大学前駅の開業に伴い停車駅の変更を行ったとのこと。これも大学に通う生徒への配慮と言えるかもしれませんね。

 この後は終点の大月までノンストップですが、禾生駅を過ぎると、車窓にコンクリートで出来た橋脚が見えてきました。新幹線の線路のようなこの構造物は、リニアモーターカーの実験線で、現在も来るべき実用化に向けて日々実験が行われています。試乗会も行われているようなので、一度は行ってみたところですね。

Rinialine
リニアの実験線

 こうして15時51分、フジサン特急12号は終点の大月駅に到着しました。

 昨年、長野電鉄が小田急からロマンスカーを譲り受け、「ゆけむり号」として運転を開始した地方鉄道がありますが、通勤車両のみならず特急車両も同様に第二の人生を歩む姿を見ると、懐かしさと同時にエールを送りたくなりますね。フジサン特急も末永い活躍を祈りたいと思います。

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