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2007.09.04

【8/30】山手線内行ききっぷの旅~岳南鉄道

 すでに日が過ぎてしまいましたが、先週の木曜日は岳南鉄道に乗りに吉原まで行ってきました。実に10年ぶりの訪問で、前回はまだ“かえる”こと元東急5000系がいた頃でしたが、現在は京王井の頭線から来た元3000系がのんびりと行き来しています。

 しかし今回この地にやってきたのは、乗り鉄よりもここで売っているきっぷが目当てでした。岳南鉄道では今でも乗車券や入場券は硬券を使用しているんですが、そんな中、JRとの連絡乗車券では東京山手線内までのきっぷも硬券として存在しています。さまざまなサイトでその現物は見たことがあるんですが、ぜひとも一度このきっぷを持って旅したいと思っていました。ただ、18きっぷシーズンでは意味がないので、これまでなかなか出向く機会に恵まれませんでしたが、ようやく今回実現の運びとなった次第です。

 そんなわけで、せっかくここまで来たんですから、少しでも乗っておきたいところ。そこで、平日でも駅員がいる吉原本町まで往復することにしました。窓口で吉原本町までの乗車券と入場券を購入。この駅には券売機がなく、きっぷは窓口で買うことになるんですが、出てきたきっぷはもちろん硬券でした。窓口脇にあったきっぷの箱も今となっては貴重な存在ですね。

吉原岳南駅舎'07.8.30
こじんまりとした岳南鉄道吉原駅

 こうしてホームに入り電車がやってくるのを待っていると、富士寄りから赤い顔の銀色の電車がとことことやってきました。しかもわずか1両というこじんまりとした車両で、こちらへ近づいてくる姿を見ると、なんともかわいらしい姿ですね。

岳南7001@吉原'07.8.30
岳南の”赤がえる”こと7000

 5分ほどの折り返し時間で12時18分、電車は吉原を発車しました。工場が建ち並ぶ中をしばらく東海道線と併走した後、大きく右へカーブすると、単線の線路をのんびりと走り出しました。途中、フジテック前という無人駅を過ぎ、やがて目的地である吉原本町駅に到着しました。

吉原本町駅舎'07.8.30
吉原本町駅に下車

 ここは吉原の中心に程近いところにある駅ですが、平日の昼下がりとあって、大通りは閑散としていました。昼食と思いつつも、ファストフードはおろかこれといって飲食店もないという状況だったので、ここでの昼食を諦め電車に乗ることにしました。

 窓口で帰りのきっぷを買いますが、ここでいよいよこの旅のミッションである山手線内までのきっぷを買います。窓口で「東京まで」と告げると、女性の駅員さんが、「新幹線に乗りますか?」と聞いてきました。実は帰りはあちこちで途中下車をする予定で、しかも在来線の駅である横浜にも立ち寄るつもりでした。ここで私もつい「いえ、在来線で」と言ってしまったため、「在来線経由では売れません」と言われてしまいました。実は連絡運輸はJR東海と締結しているため、在来線が含まれるJR東日本では売れないんですね。ただ、東海道新幹線と東海道線の併走区間は選択乗車があるため、新幹線経由のきっぷを持っていても在来線を利用することが出来ます。そんなわけで、「やっぱり、新幹線を使います」と告げて無事に目当てのきっぷが手に入りました。

 これでいよいよ欲しかったきっぷでの旅が始まりました。ホームに入るとすぐに吉原行きの電車が入ってきたので、これに乗り込み吉原へ戻ってきました。改札を抜けると、すぐ目の前に自動改札機がありましたが、もちろん手持ちのきっぷは硬券ですので、ここを通すことは出来ず、そのまま素通りで入りました。JRに乗り継ぐ場合、岳南の改札とJRのホームを繋ぐ連絡通路を渡った方が早いですね。来るときは一旦JRの改札を抜け、岳南の乗り場へやってきたんですが、かなり遠回りな上、駅前は閑散としているので、暗いときはちょっと怖そうですね。

 この後、原と沼津、そして真鶴、横浜と下車し、湘南新宿ラインに乗って大宮へ戻ってきました。横浜では、「珍しいきっぷですねぇ」と声をかけられてしまいましたが、概ね途中下車を申し出るとすんなりと外へ出られました。

 硬券きっぷで長い距離を旅すること自体今となってはほとんど難しくなっていますが、こうした“面白い”きっぷを探し、実際に使って旅をするというのも楽しいものですね。北近畿タンゴ鉄道にも確か東京あたりまでの乗車券が硬券であったような気がしましたが、一度それを使って旅をしたいものです。

吉原本町JR連絡乗車券
これが現物happy01

# 画像の差し替え、修正を行いました(2012.1.14)

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鉄道」カテゴリの記事

コメント

東京山手線内ゆきの硬券がこのご時世に残っているとは(^^ゞ
通用発売日共2日というのもいいですねぇ。先日秩父鉄道に乗った際に、寄居から熊谷まで券売機で買えるのに窓口で硬券を求めてしまいました。熊谷では無効印を押してもらい、良い記念になりました。
JR首都圏の駅員にこの硬券を見せたらビックリされそうですよね(笑)

投稿: melonpan | 2007.09.04 21:20

 こんばんは。コメントありがとうございます。

 このきっぷを買うのが念願でした(笑)。以前から存在は知ってましたが、やはり使うとしたら18きっぷを買ったのではもったいないですからね。今シーズンは18きっぷを買ってなかったので今回実現の運びとなったわけですが、やはり珍しいのか、横浜で下車したときに有人改札を通過したら、「珍しいきっぷですねぇ」と声を掛けられてしまいました。

投稿: mattoh | 2007.09.05 23:14

 おはようございます。

* そんな中、JRとの連絡乗車券では東京山手線内までのきっぷも硬券として存在しています。

 連絡運輸も減少していますし、このような硬券が残っているのは珍しいですね。今はICカードの時代ですから。

* 窓口で帰りのきっぷを買いますが、ここでいよいよこの旅のミッションである

 新幹線経由でないと売れないのですね。でも、選択乗車の制度があるので、在来線にも乗車できる。きっぷの制度は複雑で、わからないことが多いです。

投稿: たべちゃん | 2007.09.09 11:29

 こんばんは。コメントありがとうございます。

 吉原からの帰路、いくつかの駅で途中下車をする予定がありましたので、無事降りることができるかどうかが心配でした。制度上はもちろん途中下車が可能ですので特段ビクビクする必要はないんですが、如何せんこうしたきっぷは今や1年に1度見るかどうかの昨今ですから、「これは何?」ということで不正乗車紛いの疑いをかけられやしないかと心配でした。

 幸い降りた駅ではすんなり途中下車が認められたので一安心でしたが、ICカード隆盛の昨今、いずれはきっぷすら見たことがないという世代も現れるんでしょうね。まあそうなるにはもう少し時間が掛かりますが・・・。

投稿: mattoh | 2007.09.10 22:36

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