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2007.10.11

忍者の里に生まれた新しい鉄道~伊賀鉄道

 養老鉄道の次は伊賀鉄道です。大垣からの電車で桑名に到着し、5分ほどの待ち合わせで賢島行き特急に乗り込みました。近鉄特急に乗るのはずいぶん久しぶりですが、今回はネットで予約を入れておきました。以前は旅行会社か現地で買っていた私鉄の特急券ですが、今ではネットや携帯電話を介して予約できるところが増えてきました。近鉄の場合は紙のきっぷではないチケットレスにすることも出来るんですが、予約を入れてからあまり間がなかったこともあって、朝方名古屋駅で紙のきっぷに変えておきました。

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伊勢中川に到着した賢島行き特急

 およそ40分ほどで伊勢中川に到着。ここで大阪方面へ向かう列車に乗り換えます。伊勢中川といえば、名古屋寄りに敷設されているデルタ線が思い出されますね。どの方向から来てもスイッチバックをすることなく行き来できるよう、三角形の形に線路が敷設されているんですが、各方面へ特急列車を運行させている近鉄ならではですね。

 15分ほどの待ち合わせで急行上本町行きがやってきました。伊勢中川を発車した電車はかのデルタ線を車窓に見て、やがて山奥深い青山峠へと入ってきました。その青山峠を越えると伊賀鉄道の乗換駅である伊賀神戸に到着。山間にある小さな駅に来るのはほぼ10年ぶりですが、自動改札の隣に伊賀鉄道のホームへ通じる有人改札が設けられていました。さっそく券売機で上野市までのきっぷを買いホームへ入ろうとしましたが、ちょうど上野市方面からやってきた電車が到着したところで、降りてきた乗客の中に1日乗車券を持った人がいました。伊賀神戸駅の窓口では1日乗車券発売の表示がなかったので、売り切れたのかと思ったんですが、改めて窓口で訪ねたところまだ売っているとのことでした(-_-)。無論先ほど買った乗車券を払い戻し、1日乗車券を買って中へ入りました。

 ホームに停車していたのは、先頭部分に人の目が描かれたユニークなラッピング電車。漫画家である松本零士氏によるデザインで、忍者をモチーフにしているとのことです。そんな派手はラッピング電車に乗り込み、伊賀神戸を発車しました。

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派手なラッピングに包まれた伊賀鉄道の電車

 電車は大きく左にカーブし、山間部ののんびりとした中を走ります。平日の昼間というせいか、学校帰りの生徒や高齢者ばかりというローカル線らしい車内でした。やがて上野市の市街地へと入り、広小路駅を出て2、3分ほどで上野市に到着。伊賀上野へはここで乗り換えになります。次の電車まではおよそ40分ほどでしたので、時間つぶしがてら近隣の郵便局巡りをしました。再び駅に戻り、一日乗車券を改札の駅員に見せてホームへ向かいます。すでに伊賀上野行き電車が停車していましたが、今度は近鉄カラーの赤い電車でした。発車して次の西大手では近くに学校があるのか、帰宅途中の高校生が大勢乗り込んできて、車内は一層賑やかになりました。やはりローカル線はこうした学校への通学客や高齢者に支えられているんだなぁと認識する風景ですね。やがて視界が開け、小さな無人駅である新居を過ぎると、電車は終点の伊賀上野駅に到着しました。

 ここ伊賀上野駅は上野の中心地から2キロほど離れたところに位置しているので、町の散策には伊賀鉄道に乗って上野市へ向かうことになります。駅はJRの社員が管理していて、近鉄時代と同様ですが、木造の駅舎は今も健在でした。

 これで伊賀鉄道乗車の目的は果たせ、後はこの日の宿泊地である津へ向かうだけでしたが、時刻は3時半を回ったところでまだ時間がありました。そこで、先ほどあまり歩くことが出来なかった上野の町をじっくりと歩いてみることにしました。15時50分発の上野市行き電車に乗り込み、再び上野市へ。まず向かったのは、駅の北側に位置する上野公園。ここは江戸時代に伊賀上野城が築かれたところで、現在は公園になっています。その中に重層の建築物があるのを見つけました。俳聖殿という建物で、芭蕉の旅姿を模して建築されたものとのこと。上野市といえば忍者の里ですが、俳人松尾芭蕉の出身地として市内の至る所に芭蕉ゆかりの史跡が点在しています。駅前には芭蕉の像が立っていましたが、この日は午前中大垣に立ち寄っていたので、芭蕉尽くしの1日となりましたね。

Uenoshista
上野市駅

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駅の出入り口には忍者が・・・

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俳聖殿

 すっかり日が暮れて午後5時過ぎ、再び電車に乗って伊賀上野へ戻ってきました。ここからは関西本線のディーゼルカーに乗り換え、亀山へ向かいました。

 日中乗った養老鉄道同様、どちらも前途は決して明るいとは言いづらいですが、地元のお客さんに乗ってもらえるよう魅力ある鉄道に育っていってもらいたいものです。

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  ・近鉄伊賀線~くノ一電車 (栃木路快速様)

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養老鉄道と同じく、今年(2007年)10月1日に近鉄伊賀線(伊賀神戸-伊賀上野) [続きを読む]

受信: 2007.10.11 22:49

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