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2007.10.09

養老鉄道に乗る

 ようやく整理がつきましたので、先週の旅について書くことにします。大宮からの夜行高速バスに乗り、翌朝早く名鉄バスセンターに到着しました。予定では8時過ぎくらいに養老鉄道の乗換駅である大垣に向かえばよかったので、比較的余裕を持った予定にしていました。そこで一宮まで名鉄に乗ることにしました。やはり名古屋に来た以上、名鉄のパノラマカー7000系には乗りたいところ。名鉄名古屋駅で待っていたら、10分ほどで岐阜行きがやってきました。もちろんこれに乗り込みます。

 多くの乗客が降りていったのですぐに座ることが出来ましたが、途中の国府宮で展望席が空きました。そういえばこれまでパノラマカーに乗って展望部分に座ったことがなかったなぁと思い、空いた展望席に移ることにしました。乗った車両が一番後ろだったので去り行く景色を楽しむことになりましたが、やはり展望席はいいですね(^^)。

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名鉄一宮に到着したパノラマカー

 名鉄一宮に到着後、駅構内のパン屋で朝食を済ませ、一旦駅前に出てみました。JRと共用の尾張一宮駅ですが、少し前までは昭和の香りが感じられる古めかしい駅舎でした。しかし老朽化が激しいことから、現在は新しい駅舎に建替えるべく工事真っ盛りでした。私も古い駅舎を見たことがありますが、新しく生まれ変わる駅もまた楽しみですね。

 ここからはJRで大垣へ。大垣というとやはり「大垣夜行」ですね。今はムーンライトながらというリクライニングシートを装備した快速列車になりましたが、十数年前まではボックス席の165系による夜行列車が活躍していました。この大垣夜行には何度となくお世話になったので大垣という土地には親しみが湧きますが、ほとんど乗り換えで降りたくらいで町をゆっくり歩いたことはほとんどありませんでした。今回久しぶりに大垣にやってきたこともあり、時間を取って町を歩こうと考えていました。

 その前に今回の目的の一つである養老鉄道の乗り場へ向かいます。まずは乗車券を買いますが、券売機の隣にある窓口では開業を記念するさまざまなグッズ類が販売されていました。その中にボールペン型の開業記念乗車券がありましたが、お値段は400円で目的地である揖斐と同額でした。そこで揖斐まではこの記念乗車券を買って乗ることにしました。ついでに硬券の入場券もあったので、こちらも1枚買い中へ入りました。

 ホームに入り出迎えてくれたのは、開業を祝う横断幕でした。近鉄養老線から養老鉄道に転換してまだ5日しか経っていないので、沿線には至るところに開業ムードが漂っていましたね。改札のすぐ脇にあった養老線の古い写真を見ている内に揖斐方面から赤い車体の電車が入ってきました。

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開業を祝う横断幕

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大垣駅で発車を待つ揖斐行き養老鉄道の電車

 車両は近鉄時代の車両をそのまま使用していて、外観もそのままの状態でした。去年訪ねた和歌山電鉄も開業間もない頃に行ったので、まだ南海時代のカラーそのままでしたが、現在は派手な塗装に塗り替えられているので、いずれはここ養老鉄道も会社独自のカラーが出るんでしょうね?

 電車は定刻通り大垣駅を発車。すぐに桑名方面の線路と別れ、電車は単線の線路を揖斐へ向けてひた走りました。このあたりは近鉄時代に乗っていますが、最後に乗ってから10年以上も経過しているので、はっきりとは記憶していません。のんびりとした景色の中を走っていたのは記憶していたんですが、今もそんな景色なので、最後に乗ってからはそんなに変わってないんでしょうね。

 こうして電車は終点の揖斐に到着。折り返しまで30分ほどあったので、駅前にある郵便局を訪ねたりしながら時を過ごしました。余談ですが、この時寄った養基局は去る10月1日に郵便局が民営化された後初めて立ち寄った局でした。その時の様子は別の記事で書こうと思います。

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揖斐駅

 歴史が感じられる平屋の駅舎を見ながら、券売機で大垣までの乗車券を買いました。ここの窓口でも硬券の入場券があったので1枚購入。近鉄時代にも硬券入場券はありましたが、転換後も販売されいい記念になりますね。やがて大垣方面から電車が到着。先ほどと同じタイプの車両でした。しかし今度は先頭に「サイクルトレイン」と書かれたヘッドマークが付けられていました。事前にプリントアウトした時刻表を見ると、「サイクルトレイン」という表記がありましたが、文字通りこの表記が記された電車には自転車を車内に持ち込むことができます。10年くらい前にドイツを旅した際、ドレスデン郊外で乗った電車に、自転車を持った乗客がそのまま乗り込んだときにはカルチャーショックを受けたものでした。今ではこうしたサービスを日本各地のローカル線で見かけるようになりましたが、自分の自転車を電車に積み、目的地に到着後そのままその自転車に乗って行き来できるのはありがたいですね。さすがに大都市では難しいところですが、こうした地道なサービスをきっかけに増収につながって欲しいものですね。

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揖斐駅で発車を待つ大垣行き電車

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サイクルトレインのヘッドマーク

 しかし私の乗った電車では自転車を積み込むシーンは見ることができないまま大垣に到着しました。ここで1時間ほど時間を取り、大垣の街を散策することにしました。先ほども書いたとおり、何度も乗り降りしながら町を歩いたことはほとんどありませんでしたが、松尾芭蕉の名作「おくの細道」の終焉の地として著名な地とあって一度は訪ねてみたいところでした。今回は1時間ほどしかなく、郵便局を巡りながらだったのであちこち行くことができませんでしたが、市役所の近くにある終焉地には、松尾芭蕉の像が建てられていました。

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大垣は「奥の細道」終焉の地

 再び大垣駅に戻り、もう一方の終着駅である桑名を目指します。先ほどと同じタイプの赤い車両がすでにホームに到着していました。11時14分、大垣を発車。大垣の市街地を抜けると、広大な田園地帯の中を電車は走りつづけました。やがて山の裾野付近を走るようになると、電車は養老に到着。養老といえば養老の滝ということになりますが、滝まではここからバスに乗り換えて行くことになります。一度この滝を見てみたいと思っているんですが、今回はこの後の予定が詰まっていたこともあり泣く泣く諦めることになりました。改札付近にぶら下がっていたひょうたんがなんとも印象深い駅でしたが、一度降りてゆっくりと訪ねてみたいところですね。

 電車はやがて岐阜県から三重県へと入り、桑名の市街地に入ると、終点の桑名に到着しました。

 近鉄時代は乗客の減少により廃止まで検討された路線ですが、とりあえずは新体制の元新たなスタートを切りました。依然状況は楽観視できませんが、これからどのようにアピールしていくのか注目していきたいところです。

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  ・近鉄養老線 (栃木路快速様)

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コメント

派手な塗装より普通の塗装の方がσ(^^)的には好きですね。
写真見たら撮影しに行きたくなってしまったなぁ。

投稿: HACHAPP | 2007.10.12 23:19

 こんばんは。コメントありがとうございます。

 近鉄というと赤と白の2色に塗装されたカラーが今では一般的ですが、赤一色というのも味わいがありますね。ただ新車を投入すると言う話もあるようなので、今後どうなるのか気になるところです。

投稿: mattoh | 2007.10.16 22:29

mattohさん、こんにちは。
さて、養老鉄道・伊賀鉄道ともに上下分離でスタートしましたが、車両の所有は近鉄のままです。そのため、新車の投入を検討しているのは合併特例債の使用を検討している伊賀鉄道(こちらは2%を伊賀市が出資)のみとなっています。
塗色も養老線の電車はコレまで通り塩浜工場での検査ですので、近鉄にない塗料の使用もむずかしいかもしれません・・・。個人的には路線カラーの緑を使用した塗装を見てみたいのですが・・・。

投稿: Tatsumi | 2007.10.27 10:39

 こんばんは。コメントありがとうございます。

 新車投入の話があるのは伊賀鉄道の方ですね。どちらも近鉄の支線から新たなスタートを切ったわけですが、昨今のローカル私鉄の厳しい現状を考えれば、何らかの形で路線が存続できたのは幸いなところと思いますね。

 まだまだ厳しい状況には変わりないですが、去年南海から移管された和歌山電鉄のようにそれまでになかったカラーを打ち出せるようになればと思っています。

投稿: mattoh | 2007.10.28 20:48

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