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2007.12.30

消え行くあかつき号

 11月の旅の続きですが、先頃発表された来年春に実施されるJRのダイヤ改正で、寝台特急のあかつきとなは、それに日本海の1往復、そして急行銀河号が廃止されることが決まりました。その中でも特にあかつき号は、長崎に住んでいた学生時代に何度か利用しましたので、今回廃止される列車の中では一番思い出が多い列車と言えます。関東の人間だとやはりさくらやみずほとなるんでしょうけど、乗り潰し目的であちこち乗り歩いていたときは、どうしても関西発着の列車は使いやすかったですし、それに現在も連結されているこのレガートシートはちょうどデビューした頃で、特急料金だけで乗れる貴重な車両として、貧乏な学生身分としてはありがたい存在でした。

 実は今回の旅を計画している段階ではまだ廃止の話はなく、たまたま高速バスと比較してあかつきの座席車を使った方が安いことがわかりこちらにした次第ですが、今回は結果的にお名残乗車という形になり、貴重な旅をすることができました。

 21時54分、EF66に牽引されたあかつき・なは号が姫路駅に入線してきました。かつてはそれぞれ独立した列車でしたが、利用者の減少で現在の一編成となってしまいました。機関車の先頭に取り付けられたヘッドマークも、両方の列車名が入ったもので、これははやぶさ・富士号でも同様ですが、それだけブルートレインの凋落ぶりを表しています。それでも木目細かなサービスをすべく個室や座席車を設けてサービスに努めようとしていましたが、なは号に連結されていた個室車両の外側はかなり痛みがひどく、金色で書かれた文字が剥がれ何とも痛々しい姿でした。

 さて今回私が押さえておいたレガートシートですが、半分ほどがふさがっている程度でした。長距離よりも岡山や福山といった中距離での利用があるんじゃないかと思っいてましたが、これは意外でしたね。ただ、大阪発着の中距離高速バスの路線網が充実していることから、今はそちらの方に流れているんでしょうね。ただデビュー当時あったオーディオサービスが今も続けられていたことは意外でした。高速バスですらオーディオの設備が利用されないまま残っているという中で今も続いてたのはちょっと驚きでしたね。

Regatoseatakatsuki
格安で移動できる「レガートシート」

 姫路を発車し、しばらくすると車掌が検札に訪れました。手持ちのきっぷを見せると、およそ十分くらいで消灯するとのこと。やがて相生から兵庫県と岡山県の県境を走っている途中で消灯となりました。その後岡山停車中に目が覚めたものの、まったく気が付かず、次に目が覚めたのは機関車の付け替え作業を行なっていた門司でした。

 こうして明け方の6時過ぎ、列車は鹿児島本線と長崎本線の分岐駅である鳥栖に到着しました。ここで切り離し作業があるためしばらく停車します。肌寒い中、作業員が手早く作業を済ませると、熊本寄りにいたなは号が発車。側線にいたED76が近づいてきて、残されたあかつき号に連結されました。ヘッドマークが付いているか気になりましたが、こちらにも堂々先頭に取り付けられていました。

Suhane25naha
外壁が剥げ落ちたスハネ25

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鳥栖駅を発車するなは号

Akatsuki_tosu0711
機関車を連結したあかつき号

 6時34分、短くなったあかつき号は長崎へ向けて発車しました。しかし私は次の佐賀までなので、そこそこに荷物をまとめ、6時53分佐賀に到着しました。

Legatoseatakatsuki_saga
あかつきのレガートシート(佐賀駅)

 実は国鉄からJRに民営化される直前の‘87年3月、始めて長崎を訪れたときもあかつき号でこの佐賀に降り立ちました。それだけ古くから親しんだ列車がなくなってしまうのは寂しいものですね。

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