灘温泉で汗を流す
先月の関西遠征はどこまで書きましたっけ?という冗談はさておいて(笑)、出かけてから早一ヶ月が経とうとしていますので、そろそろ完結へ向けて書いていきたいと思います。
三木から神鉄に乗ったおかげで、神戸市内には午後5時過ぎには入ることが出来ました。当初はバスで明石を経由する予定でしたが、思いの他早くに移動できたこともあり、6時まで窓口が開いている神戸中央郵便局に行って貯金をしてきました。到着したのが6時10分前でしたので西元町からは少し早足でしたが、何とか無事に貯金をすることができました。
こうして午後6時過ぎ、神戸中央郵便局を後にした私は、歩いて神戸駅まで移動しました。この後は、大阪22時22分発の急行銀河号に乗るだけでしたので、それに間に合うように大阪まで行けばよかったんですが、どうせなら3月のダイヤ改正で廃止されるなは・あかつき号を出迎えたいと思い、少し早めに大阪へ行くことにしました。しかしすんなり大阪まで行っても持て余してしまうので、どこかで途中下車をしようと考えたところ、六甲道駅の近くに温泉があるという情報を事前に掴んでいました。灘温泉という温泉施設で、神戸市内に点在する温泉施設の一つですが、夜は夜行列車に乗ることもあり、1日の汗を流していくことにしました。
神戸から東海道本線の快速に乗り、六甲道で途中下車しました。駅前はどこにでもある郊外の繁華街で、駅は仕事や学校から帰宅する乗客で賑わっていました。ここ六甲道は1995年1月に起きた阪神・淡路大震災の際大きな被害を受けたところで、地震発生直後、TVで観たホームの屋根が完全に倒壊した六甲道駅の様子が今でも忘れられません。現在駅周辺には高層のビルが建ち並び、すっかり復興を果たしたように見受けますが、これから訪れる灘温泉も震災後に再建され、その際に温泉も掘削して温泉施設として再スタートを切ったそうです。
そんな賑わいを見せる駅前を通り抜け、大通りに沿って歩くこと5分ほど、住宅街の一角に目指す温泉はありました。一見古めかしい造りの玄関を抜けるとすぐ目の前に番台があり、ここで入浴料の380円を支払います。さっそく脱衣場で服を脱ぎ、浴槽へとやってきました。
お風呂はどこにでもあるような造りですが、その中の一つに源泉風呂と呼ばれる小さな浴槽のお風呂がありました。これはお湯が低温に保たれている源泉のお風呂なんですが、決して体が冷えることはなく、しばらく入っていると逆に体の心が温まってくるお風呂でした。何とも心地よいお風呂ですが、如何せん大人が一人で入れるくらいの広さなので、長時間の入浴は控えるように注意書きがありました。
一方、外には小さいながら露天風呂もありました。そんな浴槽をぐるぐる回りながら、温泉に入ってきました。
阪神・淡路大震災からはや13年、当時の生々しい様子は記憶の中から薄れつつありますが、今回訪れた日がおりしも1月17日だったこともあり、当時のことを思い出しながら灘温泉を後にいたしました。
六甲道駅近くにある灘温泉。携帯画像なのでちょっと甘いです(^_^;)。
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