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2009.07.10

阪神なんば線&やまぎんレトロラインの旅その8~4年ぶりの関門エリア

 5月の旅からちょうど2ヶ月が過ぎました。相変わらず旅行記が遅れ気味ですがcoldsweats01、ちょうど手が空いたので続きを書いておきます。

 2両編成の電車で門司港にやってまいりました。この駅に降り立つのは2004年の3月以来。今や九州有数の観光地にのし上がった関門地区ですが、1990年代前半はまだレトロ地区が整備される前で、駅周辺の古めかしい倉庫群や建物がどこか取り残されたようで何とも寂しい雰囲気だったことを覚えています。その頃のことを記憶しているので、多くの人が観光に訪れている今の姿は隔世の感がありますね。

 そんな中でも門司港駅は昔と変わらず堂々と建っています。やはり門司港エリアではなくてはならない建物の一つですね。

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2両編成の817系に乗って門司港へ

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門司港の駅構内にある0マイルの碑

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レトロな雰囲気の門司港駅

 その門司港駅の構内に、かつて下関と結んだ連絡船へ通じる通路の跡が残されています。この連絡船は昭和39年まであったそうで、それまでは多くの乗客がここを行き来していたことと思いますが、恥ずかしながらこれは今まで気がつかず、今回初めて見ることが出来た遺構でした。

Kanmonshipentrance
構内の一角に残る連絡船の通路跡

 これで一通り門司港駅を散策し、次はいよいよ駅舎に隣接する九州鉄道記念館へ向かいます。最初に受付で入館料を支払いますが、朝方小倉駅で手に入れたJR九州のICカード「SUGOKA」を使ってみました。今回は北九州ゾーンという周遊きっぷを持っていたため、乗車券類を買う必要はありませんでしたが、このSUGOCAを持っていれば入館料300円のところが240円と2割引になるとのことでした。せっかくでしたので、記念に1枚買ってみた次第です。

 さっそく館内へと進みます。最初に目にするのは、入口すぐのところに鎮座する9600形蒸気機関車。通称“キューロク”と呼ばれる機関車で、「59634」というナンバーです。全国のいたるところで活躍し、さいたま市内にも中央区役所の前に同じ型の機関車が保存されています。

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”キューロク”型蒸気機関車「59634」

 その後ろにいるのはC59形蒸気機関車の1号機。戦後九州で特急列車を牽引し、廃車後に準鉄道記念物に指定され現在に至ります。

C591_kyusyurailwaymuseum
特急列車に使用されたC591

 続いては、北九州周辺にゆかりのある2台の電気機関車が控えています。一台はEF10形で関門トンネル用に作られた電気機関車ですが、前後にデッキが付いているのが大きな特徴ですね。こうした機関車は子供の頃、大宮駅で何度か見たことがありますが、当然ながら写真になど撮ったことはなく、記憶の片隅に残っているだけです。一方赤い車体が特徴のED72は1961年の鹿児島本線の電化の際に投入された九州発の交流電気機関車という、これも九州の鉄道には欠かせない車両ですね。

Ef10_kyusyurailwaymuseum

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九州ゆかりの電気機関車(上:EF10-35・下:ED72-1)

 ここまで機関車がずっと続きましたが、この後からは旅客車両が続きます。最初にいるのは、丸っこい車体が特徴のキハ07形ディーゼルカーで、1969年に廃車後、豊後森機関区で長らく保管されていた後整備されてこの地にやってきました。古きよき時代の雰囲気が感じられる車両で、木製の床や時代を感じさせる運転台は見ものですね。

Kiha07_kyusyurailwaymuseum
レトロな雰囲気のキハ07形ディーゼルカー

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キハ07形の車内

 その後ろにはボンネット形の481系、クハ481-603がいます。元々東北本線の特急に使用され、このときはクロ481-5と名乗っていましたが、東北新幹線開業による在来線特急の廃止に伴い九州の地へやってきました。その後、普通車に格下げされて廃車まで活躍しました。485系については現在も南九州で特急列車として活躍しているので、過去の車両と位置づけるにはいかがなものかと思いますが、現役で活躍する車両も製造されてから相当な年数が経っていますので、今後どれだけ持つのか注目したいものです。

Kuha481_kyusyurailwaymuseum
かつて東北特急で活躍した”クハ481-603”

 そして後方には、日本初の電車寝台特急である581系の先頭車がいます。この581系も九州には思い出深い車両で、デビュー当初は大阪と博多を結ぶ「月光」として使用されました。この車両を「月光型」と呼ぶ所以ですね。ただ新幹線開業などで廃車が進むと、通勤型車両への改造が進められてしまい、晩年は長崎本線や佐世保線などで活躍していました。現在展示されている車両も原型では残っておらず、通勤車に改造された後の車両に581系時代のカラーを塗り替えたものになっています。ただ車内の寝台など一部残っているところもあり、寝台列車当時の面影は感じられますね。

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普通車に改造されたものの、往年の特急時代のカラーに復元された姿

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電車寝台の面影が残っていますね

 ちなみに保存されているのは、715系時代はクハ715-1と名乗っていた車両で、長崎に住んでいた頃に何度か乗車したことがあります。画像もありますので、以下にご紹介しておきます。

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715系として活躍していた頃(諫早:'91年12月)

 なお最後ですが、セラ1239という石炭車がその後ろにいます。こちらも炭鉱が多かった北九州では欠かせない貨車ですね。

 車両展示を一通り見学後、今度は室内施設へ行ってみます。こちらでは4月に運航を開始したSL人吉号を記念して、牽引する58654に関する企画展示が行われていました。この機関車といえば何といってもSLあそBOYですね。もちろんSLあそBOY時代の写真など貴重な資料が数多く展示されていました。

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(2枚とも)室内展示の様子

 SLあそBOYは一度だけ乗ったことがありますが、雄大な阿蘇山を見ながらの旅は格別でしたね。運転取りやめの報を聞いたときには残念な思いで、今回の復活の話を聞いた時にはほっとしました。

 これで一通り見学を済ませ、もう一度車両展示の前を通り記念館を後にしました。

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