青森・函館フリーきっぷの旅その7~浅虫温泉で一風呂
先月の青森の旅の続きになりますが、これが最後となります。青森市内へ向かう路線バスは定刻より少し遅れて到着しました。手持ちに前回利用したバスカードがあったので、これをカードリーダーに通して乗り込みました。いくら入っているのか全く記憶になかったので乗れるかどうか心配でしたが、幸い500円以上残っていて十分青森市内まで行ける運賃でした。
帰りはバスで青森市内へ
バスは奥羽本線とほぼ平行するするように走行し、やがて建設中の新青森駅の建物を見ながら青森市内へと入っていきました。青森駅の南側に架かる陸橋を渡ると、”青森市民の台所”古川市場の近くに差し掛かり、この近くのバス停で降りることにしました。
1時間ほど周辺の郵便局を巡り、元の桟橋に停泊する八甲田丸の周辺へ行って見ました。船の中は昔一度入ったことがあったので今回はパスしましたが、それ以上に休憩所として置かれたボロボロのキハ58形の車体が気になりました。長いこと使われていないらしく、一部雑草が車内から生えていて荒れ放題でしたが、今となっては本線上では僅かとなってしまった車両だけに、ボロボロの車体は見るに耐えない状況でしたね。
八甲田丸の前に鎮座するボロボロの車体
こうしていよいよ青森駅を後にしますが、次の目的地は浅虫温泉で、昼頃の八戸行き普通列車に乗り込みます。すると、隣のホームに白地に赤と青のストライプが入った車両が到着したので降りてみると、秋田からやってきた特急かもしか1号でした。特急つがると共に今回乗ることができなかった列車の一つです。
秋田からやってきたかもしか1号(青森:'10年6月14日)
弘前行き普通列車572Mは11時59分に青森を発車。20分ほどで浅虫温泉に到着しました。ここで3時間ほど時間があるので食事をしたり温泉に入ったりと、この旅で初めて”観光”をすることが出来そうですが、如何せん腹が減っていたためまずは食事をすることに。向かったのは、駅から歩いて5分くらいのところにある「鶴亀屋食堂」というお店。ちょっと前にTVの旅番組で紹介されていたのを出かける直前に思い出したんですが、大盛りのマグロ丼がお値打ちで食べられるとのことで期待をしていました。ところが漁獲量の影響でマグロの値段が上がっているそうで、モノ自体はあるもののお値段は決してお値打ちというわけには行きませんでした
。やむなく魚フライの定食を注文。何の魚かは確認できませんでしたが、こちらもなかなかの量で食べ応えがありました。
名物マグロ丼の代わりに頼んだ天ぷら定食
この後、近くの線路脇で1時間ほど撮影タイムとしました。主に定期のスーパー白鳥やつがるがメインでしたが、こちらも12月の新幹線開業の暁には青い森鉄道へ転換され、それに伴いこれら特急列車は新青森止まりへとシフトされることになるので、ここで特急列車を見ることが出来るのも残り僅かですね。
(3枚とも)3種類の車両の特急列車と対面しました(浅虫温泉:'10年6月14日)
残りの1時間は温泉に浸かりたいと思い、駅前の温泉併設の道の駅へ。ところが運が悪いことにこの日から館内の整備を行うとのことでお休みでした。おそらくハイシーズンへ向けての準備もあったんでしょうが、シーズンオフの旅はこうしたところもあったりするので、良し悪しがありますね。
幸い、線路を渡った反対側に共同浴場が一軒やっているとのことで、10分ほど歩いて辿り着きました。
以前浅虫温泉に来た時も共同浴場に入ったんですが、中の様子はおろか場所も記憶に残っていませんでした。おそらく同じ施設と思われますが、洗い場には数名の地元の方がのんびりと温泉で体を流していました。こうした生活に根付いた共同浴場に入るのもずいぶんと久しぶりな気がしましたね。
共同浴場「松の湯」で一風呂浴びました
こうして再び浅虫温泉駅へと戻り、いよいよ帰りの途につきます。15時4分発のスーパー白鳥22号は数分遅れで到着。シーズンオフのせいもあって自由席はガラガラでした。途中、駅構内に防雪林が広がる野辺地に停車しましたが、それ以上にかつてここから七戸まで延びていた南部縦貫鉄道を思い出します。あの小ぢんまりしたレールバスが今にもやってきそうな雰囲気でしたが、防雪林の手前にあったはずの乗り場は跡形もなく取り払われ、それを思わせるような遺構は見当たりませんでした。
在りし日のレールバス(野辺地:'92年7月)
列車は多少遅れを取り戻して八戸に到着。しかし息つく間はなく、すぐに新幹線乗り場へと向かい、16時6分発のはやて22号に乗り込みました。八戸を出て2時間半、行くときは一晩かけて青森へと向かったのに、帰りはあっという間に大宮に到着。こうして今回の旅は終了しました。
はやて号に乗り、今回の旅は終わりました・・・(八戸:'10年6月14日)
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