飯能営業所管内の国際興業バス撤退の危機
久々にバスの話題を取り上げることに。こちらの記事によれば、飯能管内の国際興業バスの路線が完全撤退を検討しているとのこと。飯能から都内へは西武池袋線に乗れば一本道ではありますが、都心への通勤圏に位置しながら路線バスの存続が危ぶまれていることに正直驚きを隠せないところです。もっとも飯能駅周辺はちょっとした繁華街ではあるものの、少し離れれば住宅もまばらになるので、経営が厳しいことも納得がいくところではありますが、やはり撤退のニュースを聞いたときにはびっくりしました。
一応、再来年までは市の補助金で何とか運行は続けるとのことですが、ここ飯能営業所で思い出すのが、10年ほど前まで走っていたボンネットバス「さわらび号」ですね。飯能駅前から旧名栗村(現在は飯能市へ合併)の中にある共同浴場「さわらびの湯」を結ぶ路線を走っていて、このボンネットバスに乗って一風呂浴びて帰ってきたことがありましたが、ディーゼル車の排ガス規制のあおりを受けて終了。その後、山梨交通へと売却されてしまいました。同じ時期に西東京バスのボンネットバス「夕やけ小やけ号」も運行を終了したので、首都圏からは完全にボンネットバスが姿を消してしまいました。
今はなき国際興業のボンネットバス「さわらび号」
その国際興業バスのサイトには現在、飯能営業所管内を走る旧塗装車両のバスが紹介され、運用情報も載せておりますが、こちらも時間があるときに乗りに行きたいですね。それと飯能市内に所在する郵便局の全てに風景印が設置されているので、こちらも併せて集めたいところです。
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コメント
遅い・高い・不便の三拍子じゃあ、クルマや自転車に客が逃げて撤退を迫られるのも頷けますよね。
交通弱者はどうなるのだという主張が予想できますが、自転車やボランティアベースのライドシェアリングといった形で充足できますし、そもそもネットを活用すれば外出自体、必要なくなりますしね。
投稿: ほのおちゃん | 2012.02.27 20:24
こんばんは。コメントあろがとうございます。
経営の厳しさという点では鉄道がクローズアップされがちですが、他の公共交通機関も例外ではなく、バス会社も厳しい経営を強いられている現状です。飯能エリアにおける今回の件、今後別の事業者へ移管されていくのか、あるいは路線廃止になるのか、行政のみならず市民も選択を迫られていくと思われます。
投稿: mattoh | 2012.02.29 22:01