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2012.03.25

第1回全国鉄道むすめ巡り遠征その3~北近畿タンゴ鉄道に乗る

 全国鉄道むすめ巡りの続きです。福知山到着後、さっそく北近畿タンゴ鉄道の乗り場へと向かい、まずはこれから使用する「ローカルフリー1回だけ特急」という名のフリーきっぷを購入します。フリーきっぷは他にも普通列車のみ利用できるものがありますが、1回だけながらプラス300円で特急列車も利用できる上、この次の列車が12時55分発の特急たんごリレー3号なので、今回こちらをチョイスすることに。一緒に鉄道むすめの限定フィギュアも入手してきました。

但馬みえポスター@福知山
但馬みえさんがお出迎え

 北近畿タンゴ鉄道は1988年に開業した宮福線と1990年にJR宮津線から移管された区間を持っていて、宮福線は1993年の暮れに初乗りしていますが、当時はまだ高架化になる前で駅構内も国鉄時代の風情を残していました。自分には今だ高架化前のイメージが残っていて、それだけに高架化された現在の駅の変貌振りにはただ驚きを感じるばかりです。

キハ28-3018@福知山'93.12.30
高架化前の福知山駅。キハ58系も健在でした('94年12月30日)。

 そんなことを思いながらホームに上がると、流線型のディーゼルカーが出迎えてくれました。こちらがこれから乗り込む“タンゴエクスプローラー”特急たんごリレー3号ですが、昨年3月のダイヤ改正前まではJR線へも乗り入れていて、おととしの10月にキハ181系のはまかぜを乗りに行く途中で降り立った三田駅近くの田園地帯で撮影しました。現在はKTR線内限定で使用されていますが、なんといっても先頭車の展望スペースですね。この辺りは観光列車らしさが伺えますが、こちらは自由席とのことでこの車両に乗り込みました。

北近畿タンゴKTR001@福知山'12.3.9
”タンゴエクスプローラー”使用の特急タンゴリレー3号

 12時55分、定刻に福知山を発車。初乗りした1993年暮れのときは前日天橋立にあるユースホステルで宿泊し朝早くに出発して乗り込んだ記憶がありますが、如何せん乗り潰し目的だったこともあって沿線の景色はあまり記憶に残っていません。それにしても車内に乗客がほとんど乗っていないのが気になるところで、せっかくの展望スペース付きの車両も持て余している状況でした。

運転台@タンゴエクスプローラー
運転台の後ろを確保

 大江山付近の山間の風景を見ながら13時21分、宮津に到着。ここで4分間停車した後進行方向が変わり、右手に宮津湾の景色を見ながら5分ほどで天橋立に到着しました。

 ホームに降り立つと、真新しい白い車体の287系が出発の準備を整えていました。この後13時52分に発車する京都行きの特急はしだて4号ですが、一方構内の側線には183系が停まっていました。JRの新旧の特急型車両を一度に見ることができましたが、いずれ新型の287系に統一されることになるので、こうした光景も貴重なものになるかもしれませんね。

特急はしだて4号@天橋立'12.3.9-1

183系@天橋立'12.3.9
(2枚とも)天橋立で新旧の特急車両と対面

 さっそく改札を抜け、目的のスタンプを押印し無事ミッションを完了。続いてはしだて4号を撮影しようと駅前の通りを宮津方面へ歩きながら場所を探すと、駅から数百メートルほどのトンネルを出たあたりで待つことに。相変わらず雨が降っていて傘を差しながらとう何とも最悪なコンディションでしたが、何とか無事に撮影完了です。

全国鉄道むすめ巡りスタンプ@天橋立
改札口に貼られた完集済みスタンプ用紙

特急はしだて4号@天橋立'12.3.9-2
一路京都へ向けて走行中>はしだて4号

 再び駅の方へ戻り、智恩寺の周辺を散策。さすがにスタンプを押すだけで帰ってしまうのではもったいないところでしたが、この辺りは前回訪れたときに観て回っているのでざっと流す程度に。平日ながら思いのほか観光客が訪れていたのは意外でしたが、多くが観光バスやマイカーでの訪問客で、ここも他と同じく鉄道が苦戦している様子でした。

智恩寺'12.3.9
名所にも一応ご挨拶

天橋立駅前風景印
天橋立駅前郵便局の風景印。絵柄はもちろん天橋立。

 駅前の郵便局で風景印を押印した後、駅前を通り過ぎて5分ほど行った踏切を渡ったところにある桜山の展望台へ行くことに。せっかくなら天橋立の姿を拝んで帰りたいところ。駅近くだと天橋立ビューランドがまず思い浮かびますが、ここ桜山の展望台は無料で、しかも眼下には天橋立駅の様子を伺うことができました。惜しむらくは雨が降っていなければもっと楽しめたんですけどね・・・。

天橋立@桜山'12.3.9
桜山の展望台からみた天橋立

北近畿タンゴKTR8000形@天橋立'12.3.9
展望台からは駅も一望することも

 そろそろ駅へ戻る時間になり桜山を後にすると、踏切の警報機が鳴り出したので待っていると、豊岡方面から先ほど乗ったのと同じタンゴエクスプローラーが接近。これから乗車する15時10分発の西舞鶴行きでここで20分ほど停車しますが、今度は「タンゴ浪漫号」という愛称がついていてこちらは特急料金不要の普通列車扱い。何ともお得な列車ですが、こうして2度のタンゴエクスプローラーを体験することができました。

北近畿タンゴKTR001@天橋立'12.3.9
天橋立駅に到着する”タンゴエクスプローラー”タンゴ浪漫号

 次の宮津でお見送り。ここからは宮福線に乗り換えますが、時間があったので駅から数分のところにある宮津郵便局に立ち寄り風景印を押印。15時37分発の福知山行きの普通列車に乗り込みます。停まっていた青い車体のレールバスは車体の塗装が至るところで禿げ上がり、痛々しい姿が気になるところ。せっかくの観光路線なのにもう少し何とかならないものかと思いながら16時31分、終点の福知山に到着しました。

宮津局風景印
待ち時間で貰ってきた風景印

北近畿タンゴKTR800形@宮津'12.3.9
車体のサビが痛々しい福知山行きのレールバス

 日中降り続いていた雨は宮福線内を進んでいるうちに上がり、晴れ間がでてきました。天橋立にいたときに上がってくれればとこのときばかりは思いましたが、こうして北近畿タンゴ鉄道の旅も終了。この後は特急に乗って京都を目指しますが、長くなってきたのでこの辺りで一旦切ることにします。

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