休暇のときの楽しみの一つに郵便局巡りがあります。元々旅先でやっていた旅行貯金から始まりましたが、途中から風景印集めもやり始め、のんびりではありますが少しずつ集めております。ただ最近は首都圏、とりわけエキチカの郵便局に設置された風景印はほぼ集めつくており、その場合はバスに揺られて駅から離れた郵便局へ足を伸ばしておりますが、先月29日も午後から休みを取って都内を回ってきました。
この日の天候は雨。いざ目的地を決めようにもこれといって思い浮かばず、ただ漠然と旧新橋停車場で企画展をやっていることを思い出し、王子からスタートしますが、その前に北とぴあの展望台に寄り道して撮影タイム。天気がよければ都電に沿って梶原までのんびりと歩きたかったところでしたが、さすがにこの日の天気だと厳しいところでしたね。

雨が降っていたので、北とぴあで撮影タイム
地上に降り、都バスの草64系統浅草雷門南行きのバス乗り場へと向かうことに。乗り場は明治通り沿いにあり、雨の中しばらく待つと池袋方面からバスがやってきました。王子を発車して少し走ると都電の梶原電停が見え、尾久駅の前を通過して京成のガードを潜ります。その先は9月のときに白山から浅草まで乗った草63系統と同じルートで、大関横丁を抜けて日比谷線の三ノ輪駅近くを通過しました。
その先、日本堤の停留所付近では、漫画「あしたのジョー」のイラストらしきものを車窓から発見しましたが、帰宅後に改めて調べてみたら、この一帯が漫画の舞台となったところで、商店街の一角には主人公、矢吹丈の像もあるとのこと。残念ながら今回は時間の都合で立ち寄ることが出来ませんでしたが、いつかゆっくりと歩いてみたいですね。
バスは東浅草1丁目に到着。ここで下車し、歩いて5、6分ほど行ったところにある東浅草郵便局に寄り道して風景印を貰って来ました。このあたりまで来れば浅草駅までそう遠い距離でもありませんで、晴れていればのんびりと歩いて行きたいところ。しかしこの日の天候ではちょっと辛かったので、少し行ったところから東42系統のバスに乗って浅草駅前へとやってきました。

東浅草郵便局の風景印

近くの公園から見えたスカイツリー
先月19日のアニ玉コスプレトレイン以来、10日ぶりの浅草でしたが、吾妻橋を渡ったところにあるリバーピア吾妻橋停留所からバスに乗り込み、とうきょうスカイツリー駅の近くへと到着。晴れていれば歩いてしまう距離ですが、この後は新橋へ向かうバスに乗り換えます。
まずは乗り場を探しますが、それらしい停留所が見当たらず、やむなく言問通り沿いのとうきょうスカイツリー駅の前にある停留所で確認したところ、通りを挟んだ反対側にあるとのこと。アニ玉コスプレトレインに乗車する前に受付を済ませた雑居ビルのすぐ近くの東武のガード下にありました。10分ほど待ってバスが到着。ここが始発で、バスに乗り込むと、業10系統新橋行きは東京スカイツリーを後にしました。
新橋までどのくらい時間が掛かるのか、正直検討が付きませんでしたが、バスはしばらくすると総武線のガードを潜り、都営新宿線の森下駅を通過。東西線の木場駅付近を抜けて豊洲へとやってきました。2006年のゆりかもめ延伸の時以降何度か足を踏み入れていますが、周辺にはマンションや大型店舗が立ち並び、多くの人の営みが感じられました。
この後、月島や勝鬨橋、それに築地や銀座を抜け、16時過ぎに終点の新橋駅前に到着。とうきょうスカイツリー駅を出て1時間ちょっとのバス旅でしたが、途中いろんな見所が点在しており、これは改めて乗りに行きたいところ。

バスの車内から銀座の町並みを見る
さっそく旧新橋停車場へ。館内では「おみやげと鉄道」と題した企画展が行われていて、おみやげの視点から鉄道との繋がりを紹介していく内容でしたが、路線の新規開業により新しい名物が生まれる反面、本線から外れてしまったことによってその名物が廃れ、消えていった名物があることを知り、栄枯盛衰を感じたところ。

目的地に到着
さて、これで目的は果たしましたが、帰りは秋葉原へ寄り道しようと思い、ここからどうやってたどり着くかあれこれ調べたところ、ここまで乗ってきた業10系統で途中の白河まで行き、そこから秋葉原行き秋26系統に乗り換えた方がすっきりすることがわかりました。後戻りの格好でしたが、再びとうきょうスカイツリー行きのバスに乗り込み、新橋を後にしました。
日が暮れた銀座を過ぎ、しばらく走ると、月島のあたりで中央分離帯付近で横転している乗用車が見えました。どうも先を走るバスとこの車が接触事故を起こしたらしく、そのバスに乗っていた乗客を拾ったことから、車内は大混雑となりました。そんな中、何とか白河に到着。ここから秋26系統のバスに乗り込み、秋葉原へとたどり着きました。
王子から京浜東北線に乗れば、新橋まであっという間ですが、バスを使うとこれほどまで遠回りしないといけないことを改めて認識した1日でした。同時にいろいろと再訪したいところも発見し、こちらは改めて訪ねたいと思います。
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