全国鉄道むすめ巡り3rd三陸鉄道編その6~三陸鉄道南リアス線で盛へ
全国鉄道むすめ巡り3rd三陸鉄道編も無事目的を果たし、後は夜行高速バスの乗り場がある盛へ向かうだけとなりました。釜石の町もだいぶ暗くなりつつあった19時過ぎ、再度駅へ戻ってまいりましたが、三陸鉄道の窓口は18時ですでに終了しており、カーテンが掛けられた窓口を横目に通り抜けてホームへ。すでに1両のディーゼルカーが停まっており、さっそく乗り込むことにしました。
三陸鉄道に乗り込み、盛へ
この車両はクウェートからの援助で投入された36-700形で、運転台の脇にはクウェートへの感謝の言葉が日本語と英語、それにアラビア語の3カ国の言語で記されていました。一方、車内には三陸鉄道の2人の鉄道むすめ、久慈ありすと釜石まなのイラストが入ったポスターがお出迎え。彼女らの歓迎(?)を受けながら座席につくと、先ほどスーパーで手に入れた食材を広げ、ビール片手に1人宴会と興じました。
車体に記されたクウェートからの感謝の言葉
三陸鉄道の2人の鉄道むすめの歓迎を受けました
スーパーで仕入れた食材で1人宴会
やがてJRのホームに盛岡からの快速はまゆり5号が到着し、乗り換える乗客がこちらにやってきました。しかし乗り込んできたのは5人もいない程度。こんな中、定刻の19時42分に盛行きのディーゼルカーはゆっくり釜石を発車しました。外は真っ暗で車窓を楽しめないのは残念でしたが、他の乗客は徐々に下車してしまい、途中からは自分1人になってしまいました。
こうして20時36分、誰もいない盛駅に到着しましたが、ホームに降りてまず驚いたのが、隣にあるはずの大船渡線の線路がなくなり、代わりに舗装された道路が出来ていたことでした。これは東日本大震災で甚大な被害を蒙った大船渡線の代替として登場したBRTと呼ばれるバスの軌道で、しばらくすると赤いバスが駅の構内へ滑り込んできました。
線路がなくなり、代わりにBRTの路盤へ変わった盛駅構内
人っ子一人いない盛駅にやってきた赤いBRT
BRTは「Bus Transit Rapid」の略で、日本では名古屋にあるガイドウェイバスが有名ですが、JRの代行バスとしては大船渡線の気仙沼と盛との区間と、気仙沼線の柳津と気仙沼の区間で運転されています。正直このBRTが今度どのようになっていくのかわかりませんが、盛駅を見た限りでは舗装された路盤はしっかり作られており、半ば恒久的に使われる様子で、見た限り鉄道での復旧は厳しい印象を受けました。
そんなBRTの様子を見ているうちに高速バスの出発時間が近づいてきたので、バス乗り場へ移動することに。いよいよこの旅のラストとなりますが、この続きはのちほど(つづく)。
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