【11/6】相模線寒川支線の跡を辿る
前回の続き。寒川神社から歩いて20分ほど、八角広場と呼ばれる公園にやってきました。一見、どこにでもある公園に見えますが、ここは1984年3月まで寒川支線の終着駅、西寒川駅があったところ。公園の一角に記念碑が設置されているところから、ここに駅があったことが伺えます。元々相模川の砂利を運搬するために敷設された路線で、西寒川駅より先に四之宮駅がありましたが、戦時中に廃止となり、ここ西寒川駅が終着駅となりました。
西寒川駅跡に建てられている相模海軍工廠跡の石碑
その八角広場から寒川駅へ向けて、かつての線路跡を辿ってみることに。途中の一之宮公園は当時使用されていた線路が今も残されていて、かつてここを列車が行き来していたことが伺えます。寒川駅との間の1.5キロの短い区間を当時相模線でも使用されていたキハ30形が行き来しており、廃止直前の時期は首都圏から近いところに位置していたこともあって、多くの鉄道ファンが詰めかけたとのことです。
(3枚とも)寒川支線を辿る
こうして廃線跡を辿っていくと、行く先に寒川駅の駅舎を確認。この辺りは路盤などの名残らしきものが当たらず、気が付かなければ、かつてここから支線が伸びていたことはわからないほどでした。残念ながら乗車は叶いませんでしたが、かつての廃線に思いを馳せながら、再び相模線の205系に乗り込みました。
寒川支線の起点、寒川駅に到着
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