カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2007.09.27

【書籍】いつまでもデブと思うなよ

 ドキッとするタイトルですが(^_^;)、週刊誌で紹介されていたのを読んで買ってしまいました。著書である岡田斗司夫氏については、オタクに関する研究や著書を書いているという程度しか知っていませんで、恰幅のいいイメージしか持っていませんでした。ところが読んだ週刊誌によれば、何でも氏が1年足らずで50キロも減量に成功したとのことで、その減量法を記したのがタイトルの著書なのであります。

 本の最初に登場する使用前と使用後の写真(笑)を見ると、はっきり言って別人ですね。わずか1年でこれだけ減量したとなれば一体どんな方法でと思うところなんですが、本を読んでいると、まず自分が食べたものを逐一データにして記録、そして個々の食べ物のカロリーがどのくらいあるのかをネットなどで調べ、1日に摂取できる範囲の中でどれくらい食べることが出来るのかを把握するというもの。こうすることによって、自分がどうして太ってしまったのか、その原因が見えてくるので、そこから後はどれとどれを食べこれは食べないようにしようと心がけるというものであります。

 地道な作業ですが、自分の太る原因を探るという点ではこれが一番判りやすいかもしれませんね。ある意味家の家計簿を付けることで無駄遣いをなくすというのに似ているように思えます。

 そんなわけで、家人から減量の命令が下っている我が身も、食生活を自ら見つめなおしてみようと思います(笑)。

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2007.07.10

【書籍】長崎のチンチン電車

 今回の旅に出る前から読んでいる本なんですが、文字通り長崎電軌に関する歴史やエピソードが記されています。作者が長崎電軌に勤務していた方なので、実際の現場での苦労話などが記されていて興味深い内容になっています。中でも、昭和57年の長崎大水害の
時は、情報網が寸断され孤立した状況の中、社員一同寝る暇も惜しんでの復旧作業から運転再開までの間の状況が克明に記されていました。このときの災害がいかに大きなものだったか、改めて驚かされるばかりであります。

 なお、車両についての記載が若干古いようなので、JTBキャンブックス出版のこの本と合わせて読んでみると、一層長崎の路面電車について理解できることと思います。


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2007.02.23

少年ジャンプ休刊

 これも時代の流れなんでしょうかね。毎週のように駅の売店とかで買ってたのが80年代の半ば頃。ちょうど「北斗の拳」全盛の頃でしたが、回りもみんな買ってたよなぁ。

 ただ、「北斗の拳」はイマイチよくわからなくて、むしろ、「ハイスクール鬼面組」とか「こち亀」、あと「きまぐれオレンジロード」をよく読んでましたね。「こち亀」はのちにアニメにもなったときに懐かしんで観てたんですが、他の作品は絵は覚えてるもののストーリーは全く忘れてしまいました(^_^;)。

 もう十年以上買ってないなぁ>ジャンプ。

 毎日新聞 まんたんウェブ:月刊少年ジャンプ:6月で休刊、37年の歴史に幕 秋に新雑誌創刊へ 集英社

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2007.02.14

【書籍】父・宮脇俊三への旅

 氏が鬼籍に入ってやは4年が経とうとしていますが、氏の長女である著者が素朴に父親について記したのが、タイトルの本であります。氏の旅のスタイルといえば一人できままに旅をする姿で、みんなでわいわいやりながら楽しむ旅とはかけ離れたものですが、私もどちらかというと一人旅が多いこともあり、氏の旅のスタイルには共鳴するところがあったりします。

 しかし、自分の子供がまだ小さかった頃は家族を連れてドライブを楽しんだそうで、首都圏から近いところにある行楽地に熱心に連れて行ったようですね。また、旅先から娘のことを気遣ったり絵葉書を送ったりするなど、我々読者が知ることが出来ない氏の本当の姿を見ることが出来るという点では新鮮な本といえますね。

 氏の著書を愛読されるという方にはぜひともこの本を読まれることをお勧めしたいところです。

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2007.01.18

将軍様の国の鉄道ガイド本

 いやはや、こんな本が出るとは思いも寄りませんでした。タイトルの通りなんですが、昨日書店で見つけて思わず買ってしまった次第であります。

 以前に比べれば海外の鉄道についてのガイド本が書店で並ぶようになり、海外で鉄道に乗ること自体は決して珍しい体験ではなくなりましたが、さすがに北朝鮮の鉄道ともなると、乗ったという人は私の周りでは全くいない現状です。で、この本の最初の方に出ている路線図を見ると、思った以上にくまなく路線が張り巡らされているようですね。ただ我々外国人が利用できるのは、中国との国際列車や平壌市内の地下鉄くらいに限られてしまうようですので、国内の路線を乗り潰すというのは今のところはほぼ不可能といってもいいんでしょうけど。

 そしてこの本では、将軍様の専用列車について取り上げられています。普通日本を含めて国の要人が外国へ公務で行く場合は、まず飛行機を利用することになるんですけど、かつて大韓航空機爆破などに関与したといわれている北朝鮮なだけに標的にされる危険もあるわけで、金正日総書記も敢えて列車を選んでいるという説もあるようです。そんなことから、将軍様は鉄道ファンではないかという下りもあるんですけど、果たしてどうなんでしょうか?

 まあ、今の状況では訪れることはまずないと思われる国ですが、こうした国でも生活の足として鉄道が利用されているということを垣間見るという意味では面白い本でしょう。

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2006.09.03

1年遅れの新婚旅行、只今準備中

 昨日今日とこの週末は、今週半ばから出発する旅行の準備をしておりました。去年は諸般事情があって新婚旅行まで手が回らなかったんですが、今の生活が落ち着いてきたので、ようやく新婚旅行に行けるようになった次第であります。

 で、行先ですが、まあこれも定番といっては定番なんですが、イタリアへ行くことになりました。どうせならばローマから列車でミラノへ抜けてそこから帰国するというコースがよかったんですが、6日間の日程ではそれに見合ったプランがないとのことで諦めました(;_:)。結局ローマを中心にあちこち見るというコースになりました。

 もちろん鉄道の旅も1日入れております(^_^;)。ローマから日帰りで行けるところというので、ナポリかフィレンツェに絞ったんですが、フィレンツェの方が見所も多いということでこちらに行くことにしました。一応きっぷはイタリア国鉄のサイトから予約が可能とのことだったので、先日往復のきっぷを予約。行きはユーロスター、帰りはのんびり急行列車となりました。

 イタリア自体初めて足を踏み入れるところなので今から楽しみなんですが、やはりスリは怖いですねぇ。結構多いという話を聞くので今から戦々恐々としているんですけど、もう行くことになったので逃げるわけには行きませんね(^_^;)。せいぜい命を狙われないよう用心しておきます。

 あと心配なのは、フィレンツェからの帰りの急行列車。行く時はローマの中心駅であるテルミニ駅から乗るんですけど、フィレンツェは行きと帰りで利用する駅が異なるんですよね。ユーロスターで到着する駅は、サンタ・マリア・ノベッラという中心の駅で問題ないんですけど、帰りはカンポ・デマルテという別の駅から乗ることになるんですね。どうもサッカー場に近い駅ということでそれほど辺鄙なところではないようなんですが、最悪の場合はタクシーを飛ばすことになりますかね?

 心配といえば台風12号もそうですね。出発の6日に日本に近づくようなんですが、大丈夫かな???

 まあ不安と期待が入り混じってますけど、無事に楽しんできたいところであります。

 ちなみに、下の本、イタリアの鉄道についていろいろと参考になりました(^^)。

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2006.04.03

【読書中】大阪環状線めぐり―ひと駅ひと物語

 大阪の通勤・通学の足として多くの人が利用している大阪環状線。山手線に比べるとその外周はややこじんまりとしていますが、やはり大阪の中心をぐるりと回る路線ということで、いろいろと見所は多いですね。

 こうしたある路線に特化して書かれた書物はなるべく買って読んでおります。この本も各駅の紹介がされていますが、単なる観光ガイド本ではない、普段着の沿線の様子を垣間見ることが出来ます。

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2006.02.03

【読書中】カラー版 横浜―交流と発展のまちガイド

 若年層向けの内容が多い岩波ジュニア新書ですが、決して簡素化した内容ではないので、読んでいてもためになる本が多いですね。その中でご紹介するのがこの本。文字通り横浜のガイドブックでありますが、ごちゃまぜになりがちなガイド本にうんざりしている向きにはぴったりの内容ではないでしょうか。

 私も書店の観光ガイドブックのコーナーに並ぶ本よりはこうした読ませてくれるガイド本をこれから探してみたいと思っております。でもなかなかこれと言った本が少ないんですよねぇ(-_-)。

 余談ですが、明日は横浜へ行ってきます。みなとみらいで開催中の「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」が目当てなんですが、鉄道模型のイベントは今まで行ったことがないのでどんなもんなのか興味津々であります。ただ滞在時間が1時間くらいしかないんですよねぇ(-_-)。

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2006.01.30

【読書中】路面電車

 かつて路面電車といえば、のこのことクルマに追い抜かれながら走ると言うイメージがあったんですけど、地下鉄を造るのには建設費がバカにならない上、慢性的な道路渋滞をなんとか解消したい。そんな中近年脚光を浴びるようになったのが路面電車というわけであります。

 この本では、そんな路面電車の可能性について書かれておりますが、各地で投入が進んでいる床が地面にくつきそうな車両はまさにこれからの都市交通機関としての期待の高さを感じさせてくれます。

 つい一週間ほど前に広島へ行ってきましたけど、京都や大阪で活躍してた旧型の路面電車に混じって、低床車も活躍しておりました。「グリーンムーバー」ってやつですけど、広島では新旧さまざまな車両が行き来しており、見ているだけでも楽しい光景ですね。

 ヨーロッパやアメリカでは一度廃止した路面電車を復活させたところもあるそうですが、日本ではまだそこまでには至っていないですね。何分前例のないことなので自治体も躊躇しているんでしょうけど、そんな中、ライトレールとして再出発を決めた富山港線が今年の4月末に「富山ライトレール」として開業するのは注目すべきところですね。私も出来るだけ早い時期に訪問したいところです。

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2006.01.19

【読書済み】県庁の星

 県庁職員である主人公が民間のスーパーに研修で出向し、ここで社員といろいろな軋轢や葛藤に苦しみながら1年間の研修期間を全うするという物語であります。最初の頃はスーパーでの仕事に戸惑いを感じ、一時は投げ出してしまいそうな状況に陥ってしまうんですが、スーパーが消防検査で不適格を貰い再検査をすることになったところから状況が変わります。ちょうどその頃、主人公は配属された食品売り場で弁当の売上げを競うことになったんですが、二宮というパート社員から叱咤激励を受けながら徐々に売上げを伸ばしていきます。最後はそれまで停滞気味だった会社の売上げを伸ばすまでになり、そこで研修が終了となりました。

 最初、この本を手にしたときには、官である公務員が民間とかけ離れているというスタンスからこき下ろすような内容かと思ってました。事実、公務員に関して書かれた本の多くが、公務員の実態について書かれたようなものばかりであまり気持ちがいいものでありませんでしたが、この「県庁の星」を最後まで読んでみると民と手を取り合って事業をなしえていくというストーリーでなかなか面白い内容でした。

 去年の春頃、当blogで、「公務員もさることながら」という題で記事を書きましたけど、「民だから」「公だから」と批判する前に、少しでもお互いの考え方が近づいていけるような社会にしていかなきゃと思う次第であります。

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