2012年夏の18きっぷも残り1日となり、最後はどこへ行こうかあれこれ考えてみましたが、当初思いついた上田電鉄はしなの鉄道区間があって18きっぷの旨味がなし。他にいろいろ考えてみるも、なかなか良案が思い浮かびませんでした。そんな折、水戸芸術館で水戸岡鋭治氏の企画展が行われていると聞き、日帰りで訪ねてまいりました。
水戸までのルートは宇都宮線、水戸線経由となりましたが、行きがけに蓮田で途中下車。もちろん北海道からの夜行列車狙いでしたが、最近大宮駅で撮影することが多く、蓮田で降りて撮影するのは久しぶりでした。そんな中、カシオペアは定時だったものの、北斗星は数分遅れで通過。カシオペアの方は銀ガマ担当でした。


(2枚とも)久しぶりの蓮田で夜行2本を撮影
この後は蓮田から宇都宮線で小山へ向かい、水戸線で友部までやってきました。ここで途中下車。実は以前から降りたい駅で、近くにある友部駅前郵便局に設置されている風景印を貰うのが目的でしたが、絵柄が651系とE653系の常磐線を代表する特急列車がデザインされています。共に常磐線で活躍してきた車両ですが、後継のE657系の投入に取って代わることになり、この風景印も貴重になるかもしれません。

常磐線の特急列車がデザインされた友部駅前局の風景印

残暑お見舞い申し上げます
ヒマワリに見送られながら常磐線からの列車で友部を出発。12時ちょうど、水戸に到着しました。駅ビルの中でランチを済ませてからいよいよ水戸芸術館を目指しますが、その前に駅前の茨城交通の案内所で、「水戸漫遊1日フリーきっぷ」を入手。400円で指定された水戸市内の路線バスが乗り放題で、これから行く水戸芸術館もフリー区間に入っています。
案内所で確認したところ、水戸芸術館へ向かう水戸市内循環線のバスがすぐに来るとのことで、それに乗り込み10分ほど、水戸芸術館前に到着しました。さっそく受付で入館料を支払いますが、先程入手した水戸漫遊1日フリーきっぷを見せれば、通常800円のところ、200円引きの600円となりました。これは普通に買うよりも安いので、使い勝手のいいきっぷですね。

水戸市内循環線のバス

この日の目的地に到着!
展示室へ向かう前にクロークで荷物を預けることに。受付の女性から貴重品の有無を確認されたのでカメラが入っている旨伝えると、館内は撮影できるとのとのこと。博物館や美術館では撮影は禁止されているところが多い中にあってこれはちょっと意外でしたが、お言葉に甘えカメラを取り出し展示室へと向かいました。
展示室では水戸岡氏のこれまでの業績を紹介。水戸岡氏の企画展はこれまで何度か拝見したことがありますが、改めて水戸岡氏がデザインした車両は列車に乗りたくなる“魔法”みたいなものを感じずにはいられないですね。鉄道にさほど興味がない人にいかに鉄道の魅力を伝えるか、その手法を熟知されているように思え、鉄道車両だけではなく、駅舎や制服、それに駅弁に至るまでコンセプトが貫かれています。

おしゃれな暖簾を潜り、そこはJR九州の世界へ・・・
この後は市内を散策。郵便局にも寄りながらブラブラ歩いていると、偕楽園の近くまでやってきました。常磐線の線路も見えてきたので、偕楽園駅近くであれこれ撮影タイム。数が少なくなりつつある651系や先頃特急いなほへの転属が決まったフレッシュひたちE653系などを撮影してきました。

黄門様がデザインされた水戸大工町局の風景印

偕楽園駅近くで651系を撮影
1時間ほどの滞在ののち、偕楽園の入口からバスで水戸駅へ。15時半過ぎ、少し早めではありましたが、常磐線の上野行きで帰途につきました。

駅前の黄門様に見送られ・・・
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