6月最後の土曜日は珍しく鉄分の薄い1日と相成りました。実家の母親からマイカーを出してくれと頼まれ、話を聞いたところ、この夏に知り合い同士で長野の方へ1泊2日のバス旅行を計画しているとのこと。その下見をしたいということで頼まれた次第でしたが、思えば結婚する前はよくマイカーに乗せて出かけたもので、たまの親孝行もしなければと思いハンドルを握ることとなりました。
川越インターから関越道に入ったものの、県北付近で大雨に見舞われ、フロントガラスが見づらくなるほど。上里サービスエリアを越えて群馬県に入っても状況は同じで、この後どうなってしまうのか心配でしたが、碓氷峠を越え、トンネルを抜けて長野県へ入ると、雨は上がって雲の合間から太陽光線が差し込んでいました。ひとまずこれで一安心。上田菅平インターで降り、上田の町までやってきました。
まずは無言館という美術館を目指すことにしますが、上田電鉄の塩田町が最寄で、一先ず上田電鉄に沿って塩田平方向へクルマを走らせることにしますが、思えば5月のGWにこの沿線に足を運んだばかり。しかし、マイカーと公共機関では目にする景色が異なるので、始めて訪れた土地のイメージしかありませんでしたね。そのうち、塩田町駅近くの踏切を抜け、山の方へ走らせると、無言館という美術館に到着。
戦没画家の作品が展示されている「無言館」
静かな森の中に佇む白いコンクリの建物が目指す美術館でしたが、グループ旅行の時に中を見学するとのことで、今回は見学しないとのこと。この後の予定もあったことからそのまま引き返し、10分ほど走らせて生島足島神社までやってきました。ここの境内にあるそば屋でランチタイム。グループ旅行でも昼にそばを食べるとのことで、ここにするかどうかはいろいろ考えて決めるとのこと。
ランチはそばをいただくことに
食事の後、すぐ近くにある下之郷駅へ。GW中に丸窓まつりで訪ねたばかりで、構内には1000系と7200系がそれぞれ1本ずつ羽を休めているのが見えましたが、それを横目で見ながらホーム上にある窓口を覗いてみました。何かグッズ類でもないかとやって来た次第でしたが、上田電鉄の鉄道むすめ、八木沢まいと北条まどかがデザインされたフローティングペンというのがあったので、1本手に入れてきました。
(2枚とも)下之郷駅で手に入れたフローティングペン
この後は上田の町まで戻り、しなの鉄道に沿って東御市へやってきました。ここから湯の丸高原を目指しますが、その前に「雷電くるみの里」という道の駅で休憩。ここ東御市は江戸時代の名大関、雷電の生家があるところで、はるか昔に1度足を運んだことがありましたが、ここ道の駅には巨大な雷電の銅像が鎮座。堂々とした姿はまさに名大関の風格が感じられますね。
(2枚とも)道の駅に鎮座する雷電像(画像上)と記念きっぷ
ここから山道をぐるぐる行き来して湯の丸高原へ。ここは子供の頃、毎年のように夏休みには家族旅行で連れて来られた思い出の地でしたが、結婚してからはすっかりご無沙汰してしまい、本当に久しぶりでした。とは言うものの、昔と様子はほとんど変わりはなく、変わったと言えば、池の平湿原の入口にある駐車場が有料になったくらい。今回はここへは降りず、沿道に咲くレンゲツツジを見るに留まりました。
レンゲツツジが見頃を迎えた湯の丸高原
この後、鹿沢温泉にある休暇村で一休みしてから帰ることに。嬬恋村から万座・鹿沢口駅の前を通り抜け、八ツ場ダムの建設が進む長野原町の様子を見ながら、吾妻線に沿って進みました。ちょうど今年の1月に置き換え間近の185系を見に降り立った小野上温泉の脇を通り過ぎましたが、そのまま渋川までやって来た後、ここから高速道路に乗って帰ってきました。
八ツ場ダムの建設が進む付近の道の駅で手に入れた記念きっぷ
最近のコメント